最終入湯日 : 2008-7/18
ナトリウム-塩化物温泉
(R1A号井) 32.8度 / ph7.6 / 100L / 動力 / H1.5.16
Na+ = 3694 / K+ = 25.1 / MH4+ = 13.2 / Ca++ = 75.9
Mg++ = 30.4 / Fe++ = 6.4 / Mn++ = 0.5 / Cl- = 4981
HCO3- = 1763 / HPO4– = 0.9 / CO3– = 5.4 /
Br- = 15.3 / I- = 9.9 / H2SiO3 = 5.9 / HBO2 = 474.5
CO2 = 67.3 / 成分総計 = 11170mg
北海道天塩郡豊富町字温泉
0162-82-1243
400円
豊富温泉の一角、「ふれあいセンター」から歩いてすぐの所にあるホテルです。
平日の金曜日に訪れたせいか、なんだかとても静かで、利用者がいるのかどうかすら分からないような、ひっそりとした佇まいです。
玄関先には「日帰り入浴歓迎」の看板が掲げられており、どうやら入浴は出来るみたいです。
とりあえず中に入ると、外観からも想像出来たとおりに、ひっそりとしています。
「ごめんくださーい!」と言うと、フロントの奥から従業員の方が出てこられました。
入浴をお願いしたところ、500円だそうです。お金を払うと、お風呂場まで案内して下さいました。利用者がいなかったらしく、脱衣所とかの電気が切れていたので、自分でつけて、中へ。
お風呂は内湯のみです。もちろん男女別。
縦長な浴室で、ずらりと並んだ洗い場と、細長い湯船がひとつあるだけの、とてもシンプルなものです。
お湯は、ふれあいセンターの物と同じとの事で、黄土色に濁るもの。
岩で組まれた湯口からお湯が注がれており、湯船からオーバーフローしています。
源泉温度が低いので加温されていますが、掛け流しです。脱衣所の掲示に平仮名で「かけながし」と書いてあって、なんか、文字がもつ柔らかさのせいでしょうか、妙に和みました。
さて、そのお湯の印象。
まずは臭いですが、しっかりとアブラ臭がします。ただ、ふれあいセンターで嗅いだお湯に比べると薄く、ふれあいセンターではアブラ臭の影に身を潜めていた金気臭や土類臭、臭素臭と言った、複雑な臭いが前面に出ています。
にゅるにゅるする肌触りはここでも健在。ただ、これもふれあいセンターに比べると弱く感じます。
お湯の表面には僅かに虹彩色の油膜がちらほら見られますが、これも、ふれあいセンターに比べると・・・
全体的な印象は、ふれあいセンターを薄めたような感じがします。
加温掛け流しと言う条件は同じなのですが、引き湯の距離のせいか・・・
ふれあいセンターに入った後だと、どうもインパクトに欠けます。
ちなみに掲示されていた成分表はふれあいセンターと異なりますが、分析時期の違いだけで、共有源泉と聞いていたのですけどね。
ただ、悪いお湯だとは全然思いません。これが仮にレベルが高い鳴子あたりにあったとしても、確実に五指に入るであろう、超一級品の名湯です。
あくまでふれあいセンターと比較対照しちゃったらの話ですので・・・
ふれあいセンターは多くの人で賑わっていたので、人ごみを避けて、ゆっくりしたい人には良いかも知れないと思いました。
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