ホテル吉野 (湯 村温泉)
★★★★ 4.5
http://www.katakurakan.or.jp/
最終入湯日 : 2010-4/3
訪れた回数 : 1回

場 所
山梨県甲府市湯村3丁目11-14
電 話 055-253-2878
風 呂の種類
男女別内湯 ・ 露天風呂
料 金
500円
営 業時間
要相談





飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水





 
ナトリウム・カルシウム−塩化 物・硫酸塩泉




山梨を代表する歴史ある温泉地、湯村温泉。その湯村温泉で、温泉マニアの高い評価を
受ける施設が、ここ、ホテル吉野です。色んな方のレポートを拝見する限りでは、とて
も湯遣いが良さそうです。ここは外せないと思い、中に入り受付で人を呼びますが・・・
誰も出ません。呼べど叫べど、無反応。紅鮭と顔を見合わせ、どうしようか悩む。
とりあえず電話を鳴らしてみる。以前、鹿児島で同じような事があり、その時は電話を
鳴らしたところ、女将さんの携帯に転送されたのです。
しかし、私の鳴らした電話は、転送される事も無く、虚しく中に響き渡るだけ。待とうか
どうか悩みましたが、お宿の方がいつ帰って来るかも分からず、出直して来る事にしまし
た。

そして1時間後、弘法湯で時間をじっくり潰した後に、再挑戦。時を同じくして、チェック
インの宿泊客数名が宿の中へと吸い込まれていきます。
まさかまだ誰もいないとか無いよねとその後に続いたら、玄関先で対応にあたっている女将
さんの姿が目にとまりました。ほっと一安心!
ちょうど宿泊の方もお見えになった事だし、時間帯的に断られてしまうかとハラハラしま
したが、快く立ち寄りを受け付けて下さいました。

さて、そんなんで、やっと入る事の出来たお風呂。男女別で、内湯と露天があります。
まずは内湯。洗い場数人分、湯船がひとつと言う、お宿の規模からすると相応と言う感じの
物です。浴室の天井はあまり高く無く、少し湯気で蒸してはいましたが、湯船が岩風呂になっ
ており、雰囲気は悪くありません。



お湯は無色透明で、しっかり掛け流しにされ ている事が分かります。
少し温めで、40度を少し上回る程度でしょうか。とても入りやすい温度設定です。
お湯の臭いは、ほんの僅かに硫黄臭。それに、明礬臭のような、粉っぽい臭いが
加わっています。じっくり浸かると泡つきも確認する事が出来ます。
湯口から注がれるお湯の臭いを嗅ぐと、はっきりと感知出来る甘い硫黄臭があり
ます。それに、金気臭に似た香りも加わっています。
いずれも強い匂いではなく、痕跡を留める程度に僅かな香りですが、この優しい
お湯に相応しい、控えめな個性を加えています。一言で言って、良いお湯です。
口に含んでみると、舌の上で滑るような柔らかいお湯で、硫黄の甘みを感じます。
これで焼酎を割って飲んだら美味しいだろうなぁ〜・・・

続いて露天。こちらには陶器の湯船がひとつ ありました。2人入れなくはあり
ませんが、基本的に一人サイズの小さなものです。
源泉の投入量は、湯船の大きさに見合って、内湯よりも少ないですが、しっか
りと掛け流しにされています。
お湯の温度は内湯よりも低く38度くらい。いつまで浸かっていても疲れを知ら
ない、夏場なんかには最適な温度です。
お湯の特徴は、内湯の物と同じですが、鮮度は遥かにこちらの方が良いです。
硫黄臭がしっかりと残っており、それ以外の金気臭や明礬臭も、湯船に張られ
たお湯から微量ながら感じる事ができます。

何より、こちらのお湯は、泡つきがあるのです!
内湯でも僅かに泡がつきましたが、露天の方が、泡の成長速度が速いです。
1分もすると、払えるくらいの泡がつきます。
温いお湯に浸かりながら、泡を何度も払い、長めの湯浴みを楽しみました。

 


諦める事無く訪れて大正解でした。
湯村温泉には、他にも気になるお宿が数軒あります。また機会を見つけて、入りに来たいです
ね。その時は是非とも締めのお湯として再訪したいと思いました。
評判通りに、素晴らしい一湯でした。