のめこい湯 (丹 波山温泉)
★★★ 3.5
http://www.nomekoiyu.com/index2.html
最終入湯日 : 2010-4/3
訪れた回数 : 1回

場 所
山梨県北都留郡丹波山村778-2
電 話 0428-88-0026
風 呂の種類
男女別内湯 ・ 露天風呂
料 金
600円
営 業時間
10:00 - 19:00 (受付は18時まで)





飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水





 
アルカリ性単純硫黄温泉
(丹波山温泉 のめこい湯)
43.3度 / ph9.8 / 160L / 動力揚湯 / H17.7.14
Na+ = 60.2 / K+ = 1.9 / Mg++ = / Ca++ = 2.5 / NH4+ = 4.4
Cl- = 28.9 / F- = 5.6 / HS- = 6.3 / SO4-- = 7.4
HCO3- = 12.8 / CO3-- = 46.3 / HSiO3- = 59.8 / BO2- = 3
溶存成分総計 = 239.8mg






突然ですが、全国の温泉マニアのほとんどが感染している病気をご存知ですか?
病名は確立されておりませんが、「湯切れ」と言う症状を引き起こす難病です。
一般にはあまり知られていない病気ですが、長い間温泉に浸からずにいると、ある日
突然発症します。放置しておくと、仕事や日常生活が手につかなくなり、最終的には、
発狂したり、鬱病になったりすると言われています。
治療方法は簡単で、温泉に入る事で症状が和らぎます。

ここのところ、引越しでその準備に忙しく、温泉に行くことが出来なかった私。
気づいたら1ヶ月近くも温泉に入っていません。そうして訪れた湯切れの症状。これは
まずいと、引越しで忙しい最中、何とか時間を見つけて湯めぐりをして来る事になり
ました。目指すは山梨方面。理由は温泉博士の掲載施設が何軒かあるからです。

ちなみに、私は湯切れに似た症状として、ラーメン二郎や山形蕎麦を無性に食べたく
なる病気にも感染しています。
皆さんにも、そう言う病気に冒されている心当たりありませんか・・・?



さて、そんな事で、最初にたどり着いたの が、丹波山温泉です。
奥多摩から大菩薩峠を抜けた山の中にある温泉地です。
この丹波山温泉、数年前に改築されているようで、以前の施設の評判が
非常に高かったのです。新しくなってからの評判は以前程ではなく、もう
少し早く気づいていればなぁという事で、認識はしていましたが、敢えて
行こうとまでは思っていなかった所です。
前の面影は当然知る由もありませんが、今の丹波山温泉は、物産市場と
併設されており、道の駅のような使い勝手が良い所にあります。
途中つり橋を渡るアプローチなどは、この山間の温泉にはとても似合って
います。

施設の外観は、いかにもセンター系だなぁと言う造りです。内部は新しいだけあり、とて
も清潔で、使い勝手に気を配られている印象。入り口に丹波山のマスコットがいます。
お風呂は当然男女別。それぞれに内湯と露天があり、他にもサウナなどが充実しています。

内湯の浴室中央に柱が一本、この柱の根元は座湯になっています。この柱を中心に、洗い場
や湯船がバランス良く配置されていました。
脱衣所から入って、最初に目に飛び込んだのが、掛け湯湯船。手桶でお湯を取り、お湯を
掛けてみると・・・ おぉ? 甘い硫黄臭が心地良い、ツルツルするとても良いお湯です。
これはかなり期待できるかも!?

早速湯船へ。まず最初に入ったのは、泳げそ うな程に広々とした湯船です。
一部がジェットバスになっています。
お湯の温度は40度程度で、少し温め。無色透明で、一部循環と言うお湯遣いです。
肝心のお湯の印象は、肌触りがツルツルする優しい物。お湯の香りは、僅かに
面影を残す程度の硫黄臭。源泉温度が温いため、加温循環をしており、掛け湯
ほどの個性が残っていないのは残念。
ただ、恐れていた塩素臭はしません。この施設なりに、最大限お湯の特徴を活か
した、悪くは無いお湯使いです。循環口から噴出すお湯のせいで、浴槽内が若干
落ち着かない
のは難点ですが、場所さえ選べばさほど影響はありません。

湯口からはザブザブとお湯が注がれています。こちらを手に取り臭いを嗅いで見ると、掛け湯
の物と同じく、ハッキリと分かる甘い硫黄臭がしました。源泉自体はかなり良さそうです。


 

続いて、内湯で入ったのがもう一箇所、その 広い湯船の隣にある、丸い
湯船です。
この浴槽は内湯の建物から仕切られており、別室のような造りになって
います。

ここにも湯口があり、同様に甘い硫黄臭を漂わせています。
こちらも加温循環で、温度は少し高く43度ほどです。塩素臭はせず、肌触
りがツルツルします。
湯船の大きさは最初に入った物と比べて小さいですが、熱めに加温がされ
ているせいか、硫黄臭が僅かに弱く感じます。

最後に、露天。長方形の湯船があり、ここに も同じく、無色透明の温泉が張ら
れていました。
少し趣向を凝らした湯口には、注がれているお湯が源泉である事を主張する
ように、「源泉」と書かれています。
手に取って臭いを嗅ぐと、内湯の湯口と同じく、芳しい硫黄臭を感じます。

ただ、湯遣いは少し残念な、塩素臭がする加温循環。なかなか開放的な露天
風呂ですが、この臭いは頂けないなぁ・・・
私は、露天風呂での滞在時間は短めに、内湯へと戻ってしまいました。



その後、結局私が落ち着いたのは、一番最初に入った、温めで広い湯船。
温度が低いので、体力を余り気にすることなく、じっくりとお湯に浸かっている
事が出来ます。
途中からやってきた地元の方たちの話に耳を傾けつつ、お湯に体を揺らしな
がら、久しぶりに入る温泉の感触を楽しみました。

 


湯切れ症状を和らげるには十分な、なかなか気持ちが良いお湯でした。
惜しむらくは、湯量は結構ありそうなので、1箇所は源泉浴槽が欲しかった事ですね。
出る時に掛け湯のお湯を思う存分に浴びてきた事は言うまでもありません。
昔の施設はどんなのだったか・・・ 想像すると悔しいけど、どうしても想像したくなってしまう
ような一湯でした。