こっち の湯(ほったらかし温泉)
★★★☆
3.5
http://www.hottarakashi.com/
最終入湯日 : 2004-11/27
訪れた回数 : 1回

場 所
山梨県山梨市矢坪1669-18
泉質
アルカリ性単純温泉
風呂の種類
男女別内湯・露天
電話
0553-23-2001
料金
日帰り・500円

   - ほったらかし温泉 -

標高700メートルの、甲府盆地を一望出来る高台にあり、昼は
富士山、夜は夜景を楽しむ事が出来る、絶景温泉。
見晴らしの良い露天風呂の話題で欠かすことの出来ない温泉は、
アクセスの悪さにも関わらず、多くの観光客で賑わいます。



ほったらかし温泉は、見晴らしの良い露天風呂の話をする際、必ず名前が
挙がるほど有名な温泉です。お湯はともかく、絶景がとにかく素晴らしいと、訪れた
人は口を揃えて言います。
変なネーミングセンスで気になっていたし、そんなに凄い所なら、是非一度自分の
目で確かめてみたいと思っていたところ、2004年11月27日に行く機会を得ました。

ナビの案内する通りに走っていると、農道のような細い裏道になり、気がつくと
すれ違い出来ないような山道に入っていました。
既に日も落ち、あたりは真っ暗です。多くの観光客が訪れる有名温泉と話を聞いて
いただけに、「道を間違えたかな?」と不安がよぎる。
しかし、暫く走ると、「ほったらかし温泉」の看板が見えてきた。道も広くなり、対向車
も結構ある。どうやら、道に迷って、あまり人の通らない細い道に入ってしまっていた
みたいです。無事に到着して、ほっと胸を撫で下ろす。

250台停められるという駐車場には、既に多くの車が並んでいました。中には大型の
観光バスも停まっている。施設内には、休憩所や椅子、テーブル、売店等が立ち並び、
結構多くの人で賑わっていました。ある程度の予測はしていたものの、温泉らしから
ぬ客層と人手の多さにちょっと興醒めを覚える。
案内板を見ると、「あっちの湯」と「こっちの湯」の二箇所あり、それぞれ入場料金が
500円との事。つまり、両方入るには1000円払わなければならない。
元々「中心の湯」という、一つの施設だけだったのだが、数年前に「あっちの湯」が
増設され、その時に「中心の湯」は「こっちの湯」に名前を変えたそうです。
「あっちの湯」の方が新しくて広く、見晴らしも良い為、人気があるらしい。
私は、人ごみの中で入るのも疲れると思い、「こっちの湯」へ入る事にした。

まず脱衣所。ある程度集客を見込める施設だけあり、比較的小奇麗にされています。
100円のコインロッカーもあり、貴重品を収納するのに重宝します。
(私は貴重品は袋に入れて温泉に持参するため、使った試しが無いのですが・・・)
脱衣所を出ると、そこは既に露天になっていました。11月下旬の空気は冷たく、
脱衣所からすぐ傍にある内湯の建物に逃げ込む。

内湯にはカランが6人分(8だったかな?)あり、まずここで体を洗った。
カランから出るお湯は無色透明で無味無臭。恐らく温泉を使用していると思われ、
アルカリ特有のツルツル感がある。タオルについた泡もなかなか取れませんでした。
ここには浴槽もあるのだが、誰も入っていなかった。

次に、内湯の目の前にある、木造露天風呂に入る。こちらは熱めと温めの湯船があり、
私は温めの方に入った。腰を下ろした時、排水口が真下にあったらしく、尻を思いっき
り吸われた。源泉掛け流しとあったが、循環なのではなかろうかと、少し不安になる。
しかし、別にお湯を期待してきた温泉ではないので、あまり気にしないことに・・・
評判の良かった夜景だが、確かに凄い。甲府盆地の夜景が一望出来る。月夜だった為、
目を凝らせば富士山も幽かに見える。噂に違わぬ絶景ぶりに、「あぁ、来てよかった」
と思う。湯につかって眼下の夜景をぼーっと眺めていると、まるで空中浮遊をしている
ような錯覚に陥るから不思議だ。

最後に岩作り露天風呂に入る。木造露天のすこし下に位置し、湯船に浸かった状態では
夜景が見えないのが残念。ただ、こちらの方が全体的に暗めで、人も少なく、ゆっくり
出来た。お湯はどこも無色透明で無味無臭。ph値が9.68との事で、結構ヌルヌルする
のだが、硫黄泉が好きな私としては矢張り少し物足りない。これで白濁の硫黄泉でも
涌いて居たらなら、間違いなく日本一の温泉となっていたのだろう。天は二物を与えず
とは良く言ったものである。


雰囲気より泉質に拘る私にとっては、そうしょっちゅう訪れる温泉ではないと思ったが、
たまには景色を見る為に入る温泉も悪くないと思った。
「あっちの湯」は、再来してもう一度入る時の楽しみとし、今回は入浴せずに帰った。