温泉寺(日 光湯元温泉)
★★★★
4.5
http://www.rinnoji.or.jp/keidai/onsen/onsen.html
最終入湯日 : 2005-7/31
訪れた回数 : 1回

場 所
栃木県日光市湯本
泉 質
含硫黄−カルシウム・ナトリウム
硫酸塩・炭酸水素塩泉
風 呂の種類
男女別内湯
電 話
0288-55-0013
料 金
志納金 : 500円
営 業時間
10:00 - 16:00頃まで  (冬季閉鎖・ 12下 - 4上)











源 泉
鮮 度
個 性
風 情
鄙 び
環 境
飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水











一 言コメント

風情もお湯も抜群に良く、何度でも行きたいですね〜






栃木県の日光市と言えば、世界遺産にも登録されている日光山輪王寺が有名です。
輪王寺だけではピンと来ない方もいると思いますが、日光山輪王寺の境内にある東照宮と言えば、
知らない人はいないのではないでしょうか。
日光湯元温泉は、その日光東照宮を過ぎ、いろは坂を上って中善寺湖を抜け、戦場ヶ原の先、栃木と
群馬の県境ほど近くにある温泉地です。
東照宮からは随分と離れた、標高1500mの高所にあります。

さて、この日光湯元温泉には、輪王寺の別院、通称「温泉寺」と呼ばれるお寺があります。
開湯は非常に古く、延暦7年(西暦788年)に勝道上人がこの地で温泉を発見したとされています。
以来、庶民の療養延年の名湯として知られ、病気に苦しむ多くの人を救ってきました。
現在の日光湯元温泉は、旅館やホテルが立ち並ぶ、観光温泉地として栄えているのですが、今でも
この温泉寺で入浴をする事が出来ます。
お寺で温泉に入るだなんて、風情あってとても良いじゃないですか!
是非とも入ってみたいと常々思っており、遂に行く機会に恵まれました。

この温泉寺ですが、日光湯元の中心地にあります。
事前に電話で入浴出来るか確認をした際、15時までと聞いていたのですが、到着はそれよりも少し
遅くなってしまいました。
恐らく断られるだろうと思いながら、折角来たのだからと駄目元でお願いをしてみたところ、快く受け入れ
てくれました。お寺ならではの懐の広さでしょうか。住職の奥さんだと思われる女将さんは嫌な顔一つ
せず、「どちらからいらしたんですか?」などと雑談を交えながら、浴室まで丁寧に案内してくれました。


さて、浴室ですが、男女別の内湯が各一箇所ある、とてもシンプルなものです。
木造で古い造りをしていますが、湯治宿のような風情があり、とても癒されます。
浴室内には畳2枚分ほどの湯船が一つあり、乳白色の硫黄泉が掛け流されて
いました。
少し熱めのお湯は、肌触りがサラサラして、感触がとても気持ち良いです。
硫黄臭も強めで、湯口のお湯を飲んでみた所、硫黄臭が口いっぱいに広がる
苦めの味がしました。
源泉のままだと熱いので、若干加水で温度調整をしているようですが、それでも
十分過ぎる位に濃くて気持ちが良いお湯です。
時折聞こえてくる鐘の音に耳を澄ませながら、ゆっくりと静かな時間を過ごす事が
出来ました。

湯上りは、休憩所で涼む事が出来ます。
何とも嬉しい事に、この休憩所ではお茶(もしくは冷水)とお煎餅を頂く事が出来ます。
外から入ってくる気持ちの良い風を浴びながら、お煎餅を頂き、温泉の余韻を楽しむ事しばしば。
到着が遅かった為に、私たちが最後の客かと思いきや、その後も何人か利用していました。
お寺だけに、来るもの拒まずなのかも知れません。
お煎餅が入っていた器の下に、領収書が奥ゆかしくこっそりと用意されていました。


お湯の良さだけでなく、雰囲気や気配りでも癒される、とても素晴らしい所でした。
温泉の有難さを改めて実感する事ができ、心まで洗われたような気分です。
なお、ここの宿坊には、一日一組限定で宿泊をする事も出来るそうです。
機会を見つけ、是非とも泊まりで利用してみたいものですね。