民 宿 新小松屋(那須湯本温泉)
★★★★
4.5

最終入湯日 : 2005-4/9
訪れた回数 : 1回

場 所
栃木県那須郡那須町湯本178-3
泉質
酸性硫黄泉(鹿の湯 行人の湯 混合泉)
風呂の種類
男女別内湯
電話
0287-76-3633
料金
宿泊 : 6500円 (2食付き)

  − 那須温泉 −

温泉好きでなくとも、「那須」の名前は聞いたことがあると思います。
明治の時代には那須七湯とも言われ、それぞれ「鹿の湯」「弁天温泉」「北温泉」「大丸温泉」「高雄温泉」「板室温泉」「三斗小屋温泉」を指す。いずれも名 湯と名高い。
周辺には温泉だけでなく、娯楽施設やレストランなどが数多くある高原リゾート地。


 

那須湯本には共同浴場が3箇所あります。
一つは言わずと知れた、「鹿の湯」で、連日多くの観光客で賑わう、那須を代表する
温泉施設です。
残りの二つは、意外と知られていないのですが、「滝の湯」と「河原の湯」で、民宿街
の一角にある、地元関係者専用の共同浴場です。
基本的に関係者以外利用禁止で、一般人は利用出来ません。ただ、例外として、
民宿街の民宿に宿泊している観光客であれば、「滞在中は民宿の関係者」として、
共同浴場を利用する事が出来ます。
「雲海閣」贔屓の私ですが、共同浴場にも入って見たいと思い、インターネットの
「イサイズじゃらん」で予約出来る一番安い民宿、「新小松屋」に行って参りました。

新小松屋は鹿の湯から歩いて1分も掛からない、民宿街でもとても立地条件の良い
所にありました。駐車場は宿から50メートル程離れた所にあり、車はそこに停める。
今回は、共同浴場の「鍵」だけが目的の宿泊だった為、とんでもなくボロい所でも
良いという覚悟で行きましたが、意外とこざっぱり綺麗な内外装に拍子抜け。
部屋は、テレビと物入れ、テーブルと座布団があるだけのシンプルなものです。
決して広くは無いのですが、標準的で使いやすい。温泉街の通りに面した窓からは、
明るい光が差し込んでいて、息苦しい狭い部屋というイメージは一切ありません。
テレビは100円を入れて2時間見れるタイプ。無料にしてくれるに越したことありませんが、
一泊で使ったとしても、せいぜい200円。元々安い宿泊料金なので、文句も言えません。

さて、肝心のお風呂ですが、男女別の内湯になっています。
那須湯本の民宿では、内湯に温泉を持たない所も多々あるのですが、新小松屋は
歴史も古い所らしく、宿にもちゃんと温泉が引かれています。
お湯は、鹿の湯共同浴場と同じ、「鹿の湯」と「行人の湯」の混合泉。
広さは、男湯は3人位入れる大きさ。女湯は若干狭く、2人程入れる程度です。
見知らぬ人と一緒に入るには、ちょっと気まずい広さなのですが、家族やカップルで
利用する場合、自由に貸切で利用出来ます。
湯船に並々と注がれたお湯は、鹿の湯と同じ酸性の硫黄泉。真っ白に白濁し、強烈な
硫黄臭を放っています。
男湯の湯船の温度は45度で結構熱め。湯口からは52度の熱いお湯が掛け流されて
います。湯もみ板があり、「熱かったら湯もみしてお入り下さい」の張り紙がある。
砂時計の3分計も置かれていて、民宿ながら、湯治場の片鱗が見え隠れしていて、
いかにも那須という感じです。

宿の食事は、いかにも民宿といった感じの、贅沢過ぎない普通のモノです。
ただ、天婦羅等は揚げたてで、地の物を中心にした献立でとても美味しく頂く事が出来、
値段以上の価値を感じる内容でした。朝食には自家製の温泉玉子が付いています。
当代で4代目という若旦那の対応も実に丁寧で、とても心地の良い週末を過ごす事が
出来ました。
勿論、当初の予定だった、共同浴場巡りも達成する事が出来ました。


「安かろう、悪かろう、共同浴場の鍵さえ貰えれば良いや・・・」 と、全く期待をしていな
かっただけに、大満足の週末を過ごす事が出来ました。
うーん。那須湯本と言えば「雲海閣」と決めていたのですが、今度からは「雲海閣」か
「新小松屋」か、どちらに行こうかという悩みが増えてしまいました。