福田屋 (湯ヶ 野温泉)
★★★ 3.5
http://izu-fukudaya.com/
最終入湯日 : 2010-2/6
訪れた回数 : 1回

場 所
静岡県賀茂郡河津町湯ヶ野236
電 話 0558-35-7201
風 呂の種類
内湯 ・ 露天風呂
料 金
内湯か露天片方ならば700円
両方入浴する場合は1000円
営 業時間
10:00 - 16:00





飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水





 
カルシウム・ナトリウム-硫酸 塩泉
59.1度 / ph8.8 / 115L / H19.1.19
Na+ = 185.5 / K+ = 6.2 / Ca++ = 206.4
Cl- = 53.1 / SO4-- = 792.1 / HCO3- = 53.1
CO3-- = 5.3 / H2SiO3 = 60.7 / 成分総量 = 1321mg






文豪、川端康成に縁があると言う、福田屋さんです。なんでも、伊豆の踊り子の舞台にも
なっているのだとか。
そんな由緒正しきお宿は、今では秘湯を守る会の提灯をぶら下げており、日帰り入浴も
受け付けています。お代金は700円。
少し高いなぁと思いつつ、伊豆の歴史の1ページに触れるのも悪くないと思い、立ち寄って
みる事にしました。



初めて行く福田屋さん、目の前に川が流れて いる、何とも風情あるロケーション
にあります。
宿へ行くには橋を渡るのですが、なかなか素敵なアプローチです。
中に入り、立ち寄り入浴をお願いしました。お風呂は2箇所あります。片方だけ
入るならば、700円。両方だったら1000円との事。何だかしっかり商売している
なぁと言う気もしますが、折角来たのだから両方とも楽しんでいこうと、1000円
を支払いました。

さて、最初にい入ったのは、離れにあるお風 呂です。男女別には分かれておら
ず、混浴です。内湯と露天がありました。
まずは内湯。なかなか風情のある湯屋になっており、浴室内の湯船は岩で組ま
れています。
無色透明なお湯が掛け流しになっていました。適温のお湯は、うっすら潮臭に、
僅かな芒硝臭も混じったような印象。誰にでも抵抗無く入れるお湯で、個性は
強くありませんが、特徴は感じる事の出来るお湯です。
お湯に浸かって、ふぅっと息を吐きながら天井を見上げると、なかなかの風情に
心癒されます。

露天はその内湯から出てすぐの所にあります。
こちらも内湯と同じく、岩で組まれています。開放感はあまり感じませんが、周
囲が緑に囲まれており、すっぽりと包まれているような安らぎの空間になってい
ます。
こちらも内湯と同じ源泉が掛け流しです。温度は内湯よりも少し温く、長湯をする
には快適な設定になっていました。

 

次に向かったのは、川端康成の「伊豆の踊り子」の舞台にもなっている、有名な内風呂、
榧(かや)風呂です。。旅館玄関を入ってすぐの所にあり、こちらも男女別には分かれて
おらず、貸切風呂になっています。
写真などで何度と無く見た浴室ですが、いざ自分の目で見てみると、その風情の良さに
改めて関心させられます。
脱衣所から階段を降りていくアプローチ、降りた先に待ち構える小さな湯船、そして、
この浴室の特徴のひとつでもある、壁面に張り巡らされた可愛らしいタイル。全てに
歴史の息遣いを感じるような、とても秀逸な造りです。

お湯は湯ヶ野温泉の共有源泉で、先ほど離れ の浴室で入った物と同じです。
無色透明で、ほんのり温泉臭がします。
お湯の温度はほぼ適温で、湯船が小さい分、鮮度がとても良く感じます。
小さな湯船なので、浸かると四方にお湯が溢れ出ます。川端康成もこの湯船に
浸かって構想を膨らませたのでしょうね。
お湯そのものに加えて、歴史を感じるで、とても気持ち良く入浴が出来た、素敵な
一湯でした。