フレンドキャッスル (湯ヶ野温泉)
★★★★ 4.0

最終入湯日 : 2010-2/6
訪れた回数 : 1回

場 所
静岡県賀茂郡河津町下佐ケ野351-2
電 話 0558-35-7539
風 呂の種類
男女別内湯
料 金
500円
営 業時間
9:00 - 22:00





飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水





 
ナトリウム-塩化物泉







遡ること1年ちょっと前の話。私の友人であ り、このHPの掲示板監視員を勤めて
いるakioさんが、「ずがに」なる食い物を食べたいと言って来ました。
ズガニ? なんだソリャ・・・?
聞けば、沢蟹の一種で、伊豆の一部地域で名物なのだとか。
うん、よく分からんけど、行こう。どこで食うかはakioさんに任せる!
と、言うことで、やってきたのが、ドライブイン友城と書かれたココ、フレンドキャッ
スルです。友城だからフレンドキャッスルなのね?
なんか、看板からしてかなりB級ムードが漂っています。
出てきたズガニなる食べ物、不味くはないけ ど、旨いかと言われても返答に
困る代物。沢蟹らしいですが、こんな巨大な沢蟹はじめてみました。
珍味だな、こりゃ。分かる人には分かる味。これで日本酒飲めば旨いかも?
で、無事にズガニを食べて、店を出ようとした時、お店の玄関先に、温泉が
あるような事が書いてあるではありませんか!女将さんに恐る恐る聞いてみると、
アッケラカンと「ありますよ」との事。しかも立ち寄り入浴出来るそうで、1回500円
との事です。う〜ん、気になるなぁ。
でも、akioさんは非温泉マニアです。まして、有名綺麗所ならばともかく、ドライブ
インの温泉なんか、まったく興味無し。私の隣で早く行こうよと言うオーラを放って
います。
結局、泣く泣く入浴を断念。また来れば良いさ・・・


そして帰宅後、どんな温泉なのだろうかと調べてみるも、ネットで入浴レポートが全然
あがって来ないのです。
う〜ん、なおさら気になる。akioさんを引っ叩いてでも、入っておけば良かった。
しかし、後悔先立たず、いつの日かきっと立ち寄ろうと堅く胸に誓いました。


そして月日は流れ・・・

この日、青森からTODI-Kさんが南下してくるとの事で、伊豆での湯めぐりをする事になり
ました。行きたい所は数あれど、私はとにかく、このフレンドキャッスルが気になるのです!
半ば強引に行程に組み込み、立ち寄って見る事にしました。


さて、久しぶりに訪れたフレンドキャッスル。たった1年ちょっとで何かが変わる筈も
なく、以前と同じ佇まいで私たちを出迎えてくれました。
お風呂に入れるか確認をしたところ、大丈夫との事です。昼食もついでに取ろうとなり、
オーダーを済ませて、20分後にあがりますと伝えてから、お風呂へと向かいました。
浴室は食堂から階段を降りた先にあります。ちなみにここ、てっきりドライブインかと
思いきや、宿泊施設も兼ねているようで、浴室へ行く途中に客室が並んでいました。



たどり着いた浴室は、内湯が2箇所。男女別の暖簾は下がっていません。どうやら貸切
で使う物なのだろうと解釈。中を覗いてみると・・・ おぉ!? なかなか小ぶりで私の
好みにあった浴室ではありませんか!
でも、湯船に張ったお湯を見ると、不自然に対流しています。うーん、見た瞬間に分かっ
てしまう、循環湯船です。事前情報が無かったので仕方が無いとは言え、ココに来たいと
希望したのは私です。TODI-Kさんを始め、みんなに申し訳ない。
でも、来てしまった物はしょうがないと、2箇所に分かれてとりあえず入浴する事に
しました。

お湯は無色透明です。見た目から分かるとお りに、循環がされています。光の
加減と湯船のせいか、僅かに黄味がかって見えなくもありませんが、多分気の
せいでしょう。
幸いな事に、塩素臭はしません。少しつるつるする肌触りがあるものの、それほ
ど大きな特徴は無し。悪いお湯ではないものの、一言で「まぁ、こんなものかな」
と片付けてしまいたくなるような、普通のお湯です。
仄かに潮臭のような香りを感じます。
湯船の一角には蛇口があります。これを捻ると、熱いお湯が出てくる訳ですが、
このお湯は全く特徴を感じません。成分表が無いので、この熱いお湯が沸かさ
れている物なのか、源泉そのままの温度なのか、はたまた水道水なのか、さっ
ぱり分かりません。
後で食事の時に女将さんに聞いてみよう。


何だかどうでも良くなりつつありましたが、急いで出ても、料理の都合があるし、予
定通りに20分浸かろうと、まったり入浴。

暫くすると、隣の浴室で入浴していたNさんがこちらにやってきました。じゃ、そろ
そろあがろうかと思い、脱衣所で服を着始めていたところ、Nさんが「湯口見ました?」
「変わった所に湯口がありますね」と言うではありませんか。
そしてそのNさん、おもむろに窓を開けると、窓の外にあったパイプに、別のL字パイ
プを差込み、コックを捻ると・・・

なんと、ザバザバとお湯が注がれ始めまし た。 おぉおお! ナンダソリャ!?
全く気付きませんでした!


思わず着替えをする手が止まってしまいました。とりあえず面白いから写真撮影。
凄い勢いでお湯が注がれており、何だか実に豪快です。試しに注がれるお湯を
触れてみると、35度くらいの温めの物です。しかも、金気と潮が崩れたような温泉
臭を感じます。
コレ、結構良いお湯ですよっ!?

改めて湯口を確認。これだけの湯量ならば、 Nさんが差し込んだL字パイプが
無くても、お湯は湯船に到達するだろうと確信。とりあえずL字パイプを外して
みると・・・
ウヒャア! なんと、福島の微温湯温泉よろしく、お湯が水平方向に噴き出した
ではありませんか!!!
これには一同大爆笑! 気がついたら、途中まで着かけた服を脱ぎ、湯船に
飛び込んでいました。

2度目に浸かった湯船は、先ほどまでのつまらない循環風呂ではありません。
ただでさえ小さな湯船だというのに、この勢いで新湯が投入されたとなれば、多少の循環
など誤差みたいな物です。
四方に飛び散るお湯のせいで、顔面が水浸しです。

それでも快適に浸かれるポジションを探そう と、浴槽内で場所を探していた私で
すが、G氏が何を思ったか、お湯を顔面で浴び始めました。
コラ、何をする。そんな事をしたらさらにお湯が飛び散るではないか!
そして、そんなアホなG氏を、嬉しそうに写真に収めるTODI-K氏。うん、この人も
アホだ。
暫く成り行きを見守っていると、G氏の後ろにN氏が並び、2人でお湯を顔面キャッ
チしはじめました。う〜ん、何で私の周りにはアホばかりなのでしょう。

一人己の不遇を嘆いていたら、TODI-K氏が、「ジャケも加われ!」と、命令してきました。
え、なにそれこわい。

・・・で、結局、いい大人3人、顔面でお湯を浴びて大はしゃぎ。 ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ


何だろうねぇ〜・・・

とりあえず、akioさんに感謝。んで、窓の外湯口を発見したN氏に感謝。顔面でお湯を浴びて
場を盛り上げてくれたG氏と、一行の中で唯一の真人間の私にアホをやれと指示してくれた
TODI-K氏にも感謝。そして何より、こんな面白いお風呂(多分使い方間違えているが・・・)を
用意してくれていた宿主に感謝。

つまり、感謝感謝なのですなぁ。

世にも珍しい窓の外湯口と、実に愉快な仲間達のお陰で、最初はハズレかと思ったお風呂が、
記憶に残る素晴らしい温泉になりました。
窓の外湯口が無ければ、Jake的評価は★3つです。でも、窓の外湯口と、実に愉快な仲間たち
のお陰で、評価は★4つ!

もし私のレポを見て、行って見ようと思った酔狂な方がいましたら、是非気の置けない湯めぐ
り仲間とご一緒にどうぞ。そして、水平投入式の湯口を堪能してみて下さい。
独りで行ってしまうと・・・ ちょっと寂しいかも、です。^^;


あ、そうそう、ここのお湯は、少し先にある湯ヶ野温泉からの引き湯だそうです、はい。