へ そ湯(修善寺温泉)
★★★
3.0
http://www.pomato.net/index/spatop.htm
最終入湯日 : 2005-2/6
訪れた回数 : 1回

場 所
静岡県伊豆市大平1067
泉質
ナトリウム−硫酸塩温泉
風呂の種類
男女別内湯・露天・サウナ・ハーブ湯、他
電話
0558-72-8044
料金
日帰り : 800円

  - 修善寺温泉 -

伊豆長岡温泉の南に位置する、伊豆を代表する温泉地の一つ。
弘法大師が発見したとされる伊豆最古の湯、「独鈷の湯」を中心に
歴史ある温泉街が広がっています。

 

東京へ帰るべく、西伊豆を北上している途中、そろそろ腹が減ったと思いながら道端に
目を遣ると、「セネガル料理」なる、珍しい料理屋の看板が目に飛び込んできました。
「セネガル?アフリカだったかな?どんな料理なんだろう?」と、それだけでも気になる
看板なのですが、その上に「源泉掛け流し 循環一切無し」「へそ湯」と、更に気になる
事が書いてあります。
へんな組み合わせの内容に怪しさを感じつつ、とりあえず腹は減っている事だし、ハズれ
ても旅の思い出だと思い、立ち寄ってみる事にしました。

「へそ湯」は修善寺温泉の外れ、国道136号線ラフォーレ入り口の交差点傍にあります。
外観はとても温泉に見えない、西洋的、というよりもむしろ、中から民族衣装に身を包んだ
セネガル人が出てきそうな雰囲気のアフリカ的建物です。
お湯には相当なこだわりがあるらしく、建物入り口には加水加温、塩素投入を一切して
いない事と、源泉掛け流しのメカニズムを詳しく説明した案内文が置かれています。
セネガル料理レストランも建物の中にあるみたいで、早速中へ入る。

まずは何をさておき、腹ごしらえ。休憩所で風呂上りに寝転んでいる人たちを横目に
レストランへ向かう。
さて、セネガル料理とはどんなものだろうとメニューを確認すると、目ぼしいセネガル
料理は全て要事前予約になっておりました。残念。
仕方が無いので中華風海鮮丼を食べる。セネガル料理と中華丼、どう考えても繋がりが
あるようには思えませんでしたが、味はまあまあ。とにかく量が沢山あり、空腹は一気に
満たされました。

さて、腹ごしらえも済んだので、少し休憩し てから温泉へ向かう。
日帰り入浴一回800円。以前はもっと高かったらしいですが、今は
平均的な価格に落ち着いています。
浴場はアフリカ風(?)な建物の廊下を歩いた先にありました。

広々として使いやすい脱衣所を出ると、まずは内湯があります。
大理石造りの広々清潔な内湯で、浴槽には琥珀色に濁ったお湯が
気持ちよく掛け流されています。
43度と少々熱めのお湯ですが、源泉掛け流しを豪語するだけあり、
とても新鮮です。
温泉独特のものと思われる、少し焼けたような臭いがとても心地が良い。

次に露天。目の前に狩野川が広がる広々とした造りで、まるでお金持ちの
別荘にあるプールみたいな造りをしています。
浴槽は露天、水風呂、一人用の樽風呂など複数あり、既に先客が
何人かいましたが、広いのでお互いを気にする事無くゆっくりできます。
ここも完全な源泉掛け流しだそうで、お湯の質の良さは内湯と全く同じです。
どの浴槽も内湯に比べて温度が低いので、お湯の良さをじっくりと楽しめる
のが嬉しい。


源泉掛け流しにこだわる姿勢、豊富な湯量、多彩な浴槽。それだけを評価すれば、
他では滅多に見られない充実ぶりです。


しかし、これを言ってしまうと好みの問題ですが、どうしても気になるのは施設全体の雰囲気です。
露天の湯船につかって見上げると、そこには何故か椰子の木。
更に、ここはハワイかと思わせるような、南国風のトロピカルな音楽が内湯と露天共に流れています。
そして極めつけは、テーマパークに来たかと錯覚するような、温泉には似つかわしくない洋風とも
アフリカ風とも取れない、不思議な内外装の建物。
全体の雰囲気としては、とても面白いものに仕上がっていると思います。
ただ、別に純和風な温泉情緒に拘りがある訳ではありませんが、ここまで徹底して南国の雰囲気を
演出されてしまうと、あまりにも温泉のイメージとかけ離れてしまって、どうも落ち着きません。

湯上りに休憩所で一眠り出来て、無料で出来るインターネットも活用させて頂き、とても良い所
ではありますが、惜しむらくは、雰囲気に圧倒され、温泉に入ったという気が全くしませんでした。


温泉はふとした時に入りたくなる、日本人心の拠り所みたいなものだと思っています。
純和風の檜風呂や、古めかしい湯屋建築ばかりが良いとは限りませんが、無理に異文化と
組み合わせ、どこかバランスを壊してしまっているような印象を受けました。
子供ウケは良さそうなので、「たまにはゆっくり温泉にでも・・・」という人ではなく、「家族で楽しく、
旅行ついでにお風呂も入るかな!?」という、子供連れの若夫婦なんかには良いかも知れません。