山岳荘 (六 日町温泉
★★★★ 4.5

最終入湯日 : 2008-7/12
訪れた回数 : 1回

場 所
新潟県南魚沼市小栗山655
電 話 025-772-2841
風 呂の種類
内湯 × 2
料 金
400円
営 業時間
要相談





飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水





 
単純温泉
(7号井・12号井・13号井戸 混合泉)
47.6度 / ph7.91 / H16.10.26
Na+ = 239 / K+ = 10.8 / Ca++ = 44.1 / Mg++ = 0.7
Cl- = 381.9 / F- = 3.5 / SO4-- = 31 / HCO3- = 76.3
CO3-- = 6.6 / H2SiO3 = 28.3 / HBO2 = 18.1 / CO2 = 1.6
成分総計 = 843mg







六日町にあるお宿です。とても鄙びたお宿と聞いており、鄙び宿が大好きな私からすると、
どうしても立ち寄ってみたかった一湯です。
確かこのへん・・・ と、思いながら、車を走らせると、ありましたありました。
もう、外観からして鄙びています。青い壁にペンキで「山岳荘」と書かれているのですが、
すっかり色褪せているのです。
宿の前には車を停められるスペースがありますが、1台も停まっていません。
本当にここ、やっているのかな・・・?



玄関先には、いつ書かれたのか分かりません が、「中華人民共和国大使館
御一行お泊り」とか書かれています。
中国大使館員御用達のお宿なのでしょうか?
でも、お客さんどころか、誰もいないような感じがします。
とりあえず、中に入ってみることにしました。

さて、玄関。実に鄙びています。鍵が閉まっていたらどうしようと思いましたが、
とりあえず開いていました。玄関先で、「ごめんください〜!」と叫ぶも、誰も出
てきません。
玄関先にはサンダルがあるだけで、やっぱり気配がありません。
友人が中に入り、「こんにちは〜!」と、家主を探すも、なかなか出てきません。
駄目かな? 一瞬諦めたのですが、幸運な事に、中からおばあちゃんが出てきました。
立ち寄りをお願いすると、良いよとの事です。やった! 嬉しい!!!
入浴料金を支払い、早速お風呂を利用する事にしました。


お風呂は2箇所、隣り合ってあります。
廊下を歩いて手前側にあるのが、小さなお風呂。せいぜい3人程度しか入れない小さな
湯船がある物です。

その奥にあるのが、大きなお風呂。湯船も大 きくてゆったりとしています。
どちらが男女とか書かれておらず、とりあえず、手前側を女湯と言うことで、紅鮭
が入り、奥の方に私と友人が入ることにしました。
当然ですが、先客などおらず、完全に貸し切りな状態です。


さて、その大きなお風呂。いやぁ・・・ 実に鄙びていて、風情あります。
タイル張りの湯船に、無色透明のお湯が張られており、湯口から注がれている
お湯が洗い場にオーバーフローしています。
湯船の一角は、浅瀬になっており、トドになって寝るのにちょうど良いです。

お湯の印象は、ピリッと熱めの、45度くらいでしょうか。長湯は出来ませんが、
鮮度が非常に良くて、このままお湯に浸かっていたいと言う衝動に駆られてしま
います。
お湯からは僅かに芒硝臭と潮臭。ほんの少し硫黄臭も混じるような気がします
が、個性は僅かな物です。
でも、ほんのり香るお湯で、幾ら入っていても飽きることを知りません。理屈では
無くて気持ちの良いお湯と言うのがあるんですねぇ・・・

室内は、内湯ですが採光がとても良く、窓越しに田んぼが見えます。窓から抜け
る風が気持ち良く、お湯から上がると、汗がさらりと引きます。
目の前に広がる田んぼを眺めながら、「あぁ、ここは新潟なんだなぁ」なんて思い
ながら、お湯から出たり入ったりを繰り返していると、時間が経つのを忘れてしま
います。
本当はこの後にも湯めぐりをするつもりで、あまり長居はしない予定でしたが、友
人と顔を見合わせ、
「もう、今日はココでゆっくりして、泊まりの宿に向かいましょう」
と、お互いに納得し、時間を気にせずにゆっくり過ごしてしまいました。

 

 



ちなみに、手前側の小さなお風呂。気になっ たので、こっちにも入ってみる事に
しました。
他にお客さんもおりませんでしたので・・・ ^^;
源泉は同じなので、お湯の感触に違いはありません。
やはり熱めで、ずっとお湯に浸かっている事は出来ませんが、鮮度抜群でとても
気持ちが良いです。
湯船が小さいの分、体をお湯に沈めた時のオーバーフローが盛大で、贅沢な気分
になれます。
風の通りは、大浴場の方が良いですが、こっちもなかなかの物です。小浴場には
ちょっと入るだけのつもりが、ついつい長居してしまい・・・
暫くすると、おばあちゃんが、「あぁ、まだ入っていたんかね?」と、見回りに来てしまいました。
ごめんなさい、でも、ついつい気持ちが良すぎて・・・

結局なんだかんだで、1時間以上の時間をココで過ごしてしまいました。
秋とか、稲穂が実る時期に再訪してみたいものです。
でも、一般的にお勧め出来るところかと言うと、かなり微妙かな? とっても鄙びていますので・・・
逆に、鄙び宿&鮮度抜群のお湯が大好きな方には、感涙物だと思います。
出来れば、私の胸の内にだけ秘めておきたいくらいに気に入った、素敵な一湯です。