脇浜共同浴場 おたっしゃん湯 (小浜温泉)
★★★★ 4.5

最終入湯日 : 2009-5/4
訪れた回数 : 1回

場 所
長崎県雲仙市小浜町南本町7
電 話 0957-74-3402
風 呂の種類
男女別内湯
料 金
150円
営 業時間
6:00 - 21:00





飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水





 
ナトリウム-塩化物泉
(小浜温泉) 99度 / S55.2.25
Na+ = 2788 / K+ = 303.2 / Ca++ = 192.6 / Mg++ = 194
Sr+ = 2.2 / MH4+ = 4.9 / Mn++ = 1 / Li+ = 5
Cl- = 4886 / Br- = 16.6 / F- = 1 / HCO3-- = 167.6
SO4-- = 410 / CO3-- = 26.9 / H2SiO3 = 192
HBO2 = 54.8 / CO2 = 18.5 / 成分総計 = 9246mg

非常に古い成分表(昭和33 年)がありました。源泉名が同じ
なので、浜の湯に掲示されて いた物を掲載します





小浜温泉でも、特に行ってみたいと思っていたのが、ココ、脇浜共同浴場です。
住宅街と温泉旅館が立ち並ぶ一角にひっそりと佇んでいました。

もう、たどり着いた瞬間から、テンションが上がってしまいました。
外観からしてとても渋いです! 建物の外観は年季の入って黒ずんでおり、屋根
の一部に緑が這っています。入口は男女に分かれていますが、それを見分けるの
は、まるで表札のように小さな「男湯」「女湯」の表示だけです。
いやぁ・・・ この玄関を開けたらどんな世界なのだろうと、期待せざるを得ま
せん。



で、中に入ると、やっぱり期待を裏切らぬ素 晴らしい光景が広がっています。
番台は男女の仕切りにある、クラシックな造りです。玄関から入って右側に脱衣
棚があるのですが、これが、年季が入っていて素晴らしいです。
戸が中途半端に開いているのも、妙な風格が漂っています。たまたま18番の戸が
半開きだったので、ココに服を詰める事にしました。
服を脱ぎながら、「十八番、オハコだな。いょっ!脇浜温泉!待ってました!なん
つって。うへへ・・・」と、意味不明な幸せな気分を味わってみたりして。

浴室に入り、改めて感動! いやぁ、実に渋い造りをしています。
正面にドーンと大きな湯船があり、その湯船は2つに分かれています。透明な
お湯が張られているのですが、湯底のタイルに色が塗られており、手前がエメ
ラルドグリーン、奥がコバルトブルーになっています。
そのままでも風格がある浴室に、色彩が加わって、素晴らしい風情です。

お湯は無色透明。ごく僅かに濁って見えます。
湯口は2つの湯口の間にあります。源泉温度が高いため、熱い源泉と同時に水
も一緒に注がれています。
湯口は奥の湯船に向いており、そちらに多く注がれているようですが、2つの湯
船の温度はどちらも同じで、約43度といったところ。通常は熱めと温めに分かれ
ていると思われますが、この時はたまたまかな?
ちなみに女湯は熱湯と温湯でちゃんと別れていたとの事です。

お湯の感触は、しっとりツルツルの塩化物泉です。お湯からはほんのり潮の香
りが漂い、湯口のお湯を口に含むと、旨塩味がします。とても良く温まるお湯で、
体が芯から温まります。
広々とした湯船で、利用者もそこそこあり、鮮度は抜群とは言えない状態です。
でも、しっかり掛け流されており、悪くはありません。
それ以上に、やっぱり風情が最高!

 



ふと、天井を見ると、これも年季が入って良 い感じに鍛えられています。
天井から、一個だけ、ぶらーんと裸電球が吊るされています。私が訪れた時間
は午前中で、外の光が差し込んで明るかったのですが、夜中はこの裸電球一個
だけなのでしょうか?
薄暗い中入るこの湯船も気持ちが良さそうです。
これは、是が非でも夜中に再訪したいものです!

泉質とか、湯使いとか、そう言うのは一切置いておいて、この素晴らしい浴室で湯浴み
を楽しむ事が出来た。もうそれだけでお腹一杯な気分です。

長崎は遠いところで、東京からだとなかなか来る事が出来ません。最初は一度だけ来れ
れば良いかなと思っていましたが、是非再訪したくなってしまいました。
そのうち建て替えなんて話出ないかな・・・? それだけがとても心配。
いつまでもこの風情のまま、頑張って存続して欲しいと思った一湯です。