熊の湯 ホ テル(熊の湯温泉)
★★★★ 4.5
http://www.kumanoyu.co.jp/
最終入湯日 : 2007-7/15
訪れた回数 : 3回

場 所
長野県下高井郡山ノ内町熊の湯温泉
泉 質
硫化水素泉
風 呂の種類
男女別内湯 ・ 露天風呂
電 話
0269-34-2311
料 金
日帰り : 1000円 (タオル付き)
営 業時間
12:00 - 16:00

  - 熊の湯温泉 -

お湯がバスクリンを入れたみたいな緑色に濁る事から、
全国の温泉ファンにその名を知られる熊の湯です。
最近では隣近所の温泉施設が「志賀高原ほたる温泉」
なんて名乗っており、熊の湯はココだけです。





お湯がバスクリンのような緑白濁する事で有名な「熊の湯ホテル」へ行って参りました。
ちなみにこの熊の湯、最近はどういう訳か「志賀高原ほたる温泉」なんて言う
名前で売り出しています。悪いネーミングセンスだとは思いませんが、いかにも
リゾート地という感じがしてしまいどうもシックリ来ません。
ありふれていますが、熊の湯の方がいかにも温泉って感じで私は好きです。

さてこの熊の湯ホテル、今回は「自遊人」の温泉パスポートでの利用になりました。
このパスポート、無料なのは非常に嬉しいのですが、旅館に対して何となく後ろ
めたく、差し出すときにいつも緊張するのですが、フロントの方にはとても丁寧に
対応をして頂けました。
お湯が良いと聞いていたので、いかにも湯治場といった古めかしい宿を想像して
いたのですが、外観やフロントは意外な程に普通で清潔なホテルです。



浴場はフロントの近代的なイメージから一 変。湯治場の雰囲気が漂う、
総檜造りの純和風湯屋建築です。
温泉成分によって薄黒く変色した浴槽部分や、印象的な天井の梁を
見ていると、何とも心が癒されます。理想的な湯屋建築で、温泉好きで
この浴室が嫌いという人はなかなか居ないのではないでしょうか。

浴室の脇にはカランが5-6人分あり、シャンプーなども備え付けられて
おり、風呂場としての機能も十分に果たしています。
で、肝心のお湯ですが、噂に聞いていた通りのバスクリン色。
メロンソーダを薄めたような、実に不思議な緑白濁をしたお湯です。
強めの硫黄臭の臭いが心地よく、いつまでもゆっくり利用したいと
思わせる気持ちよさでした。
湯口には飲泉用の柄杓があり、お湯を飲んでみると、硫黄の苦味が
口の中一杯に広がります。
なんだか病みつきになってしまうような美味しさがあり、思わず
ガブ飲みしてしまいました。

次に露天風呂。内湯と繋がっており、裸のまま移動する事が可能です。
こちらも同じく、緑白濁のお湯で、浴槽のすぐ沸きに人工の滝が流れる、
とても寛げるお風呂です。

お湯の温度は内湯に比べるとぬるめで、およそ40-41度。
温度調整の為に加水されているのか、若干薄く感じました。
力強い内湯も気持ち良いですが、ぬるめで優しい露天のお湯も
なかなか捨てがたいです。
ちなみに、私は濃いのが好きなので内湯派です。

なお、
浴感ですが、内湯露天ともに、しっとりスベスベする
普通に気持ちが良いお湯です。
他の硫黄泉と比べて際立ったものはありませんが、中性なので
肌を痛めることが無く、長湯が出来るのが嬉しいです。


↑クリックして拡大出来ます


なお、女性用の浴室には露天風呂がありませんが、代わりに檜桶を利用した女性
専用半露天風呂があります。
この桶風呂は、元々100年くらい前の酒樽だったものを風呂桶として利用している
らしく、なかなか味がある造りをしています。
お湯は勿論、緑白濁の熊の湯源泉。屋根があるので開放感はありませんが、
これはこれで気持ちが良さそうでした。

こちらは大浴場から離れているので、移動する際は一度服を着なおす必要があります。


変わった色に濁るという事で、まるでその事だけが取り得のかのように宣伝されて
しまいがちな熊の湯ですが、お湯の実力も見た目に負けない程とても素晴らしかったです。
あまりの素晴らしさに、何度でも通いたいと思いました。



追記:
2005年6月12日、再訪。
直前に鉄分を多く含む「常布の滝下温泉」を利用したため、そこでも使ったタオルや
足の裏、爪の間が黒く変色しました。
これはお湯が同系の国見温泉でも見られる現象ですが、お湯と鉄分が反応し酸化して
変色するらしいです。
黒く変色したタオルは、まるで使い古しの雑巾のようでした。
見た目がちょっと汚らしいですが、なかなか面白い現象です。
なお、前回無料パスポートの時は無かったのですが、今回1000円払って入浴した際は
熊の湯ホテルのタオルを頂けました。タオルつきと考えれば、1000円という入浴料金
もそんなに高くないと思います。



2007年 7月 15日 − 再訪

3度目の利用です。
私はとりあえず現金入浴。ただ、JTB主催の無料湯めぐりを利用した友人が、
フロントのオジサンと揉た。
フロントのオジサン、JTBのプラン内容を理解しておらず、対応が非常に悪い。
タダ風呂入りやがってと言うような、侮辱した表情で友人の事を睨み付ける。

うーん、正直この光景は見たくなかった。
お湯が良くてもこれでは気分が台無しである。
以前無料で訪れた時はとても印象良かったんだけどなぁ。
対応する人によりけりとは思いますが、満点だった評価を下げ、4.5と致します。

付け加えておくが、お湯は相変わらず実に素晴らしかった。
沸き続けるお湯に、罪は、微塵も無い。