東 多賀の湯(鳴子温泉)
★★★★
4.5
http://higashitaga.net/
最終入湯日 : 2009-6/20
訪れた回数 : 3回

場 所
宮城県玉造郡鳴子町字新屋敷160
泉質
含芒硝・石膏−硫黄 泉
風呂の種類
男女別内湯
電話
0229-83-3133
料金
日帰り : 500円 (湯巡りシール2枚)

  - 鳴子温泉郷 -

鳴子、東鳴子、鬼首、川渡、中山平の5箇所からなる温泉地。
日本国内にある11種類の泉質のうち、9種類がこの鳴子温泉郷
から沸いているとされます。
観光地としてだけではなく、お湯のよさから、多くの人が
湯治目的で訪れます。
  
 




国道47号線沿いの、鳴子温泉駅近くにある温泉旅館です。
西多賀旅館とウジエスーパーの間にあり、国道を走っていると「東多賀の湯・ひふ病名湯」
という看板が見えてきます。一瞬「皮膚病専門?」と勘違いしそうな看板ですが、皮膚に
問題が無くてもちゃんと入浴出来ます。良いお湯だという、自負の現れでしょう。

建物の中に入ると、まず最初に飛び込んでくるのは犬小屋です。犬小屋の前には看板が
立てかけられており、「ポチのお尻ふりふりにだまされるな。噛まれる!手を出すな。」
という、何やら物騒な事が書かれています。
どんな猛犬が潜んでいるのだろうと思ったのですが、今日はお留守のようでした。
ちょっと残念。
湯治宿として有名な所なので、古い建物かと思ったら、意外と綺麗で拍子抜けです。
受け付けを済ませ、建物奥にある浴場へ向かう。

浴場前には畳の間があり、休憩や湯上りの待ち合わせなんかに使えそうです。
脱衣所は10人分程の籠があります。こちらも、あまり古さを感じさせない、シンプル
だけれども小奇麗なもの。「湯治宿 = 古臭くて今にも崩れ落ちそうな内外装」という、
勝手なイメージが先行してしまい、どうもいまいちピンと来ません。
ただ、建物に入った瞬間から感じていた硫黄の臭いは、脱衣所に入るとますます強く
なり、奥の浴室からただならぬ雰囲気が伝わってきます。
西多賀旅館と並んで、鳴子屈指の名湯と評される東多賀の湯。果たしてどれほどのもの
かと、自ら確認すべく、期待に胸を膨らませながら浴室に突入する。

浴室は、今まで小奇麗だった廊下や脱衣所の雰囲気から一変。湯治場の雰囲気が
とても良く伝わる、板張りの風情溢れる古臭い造りをしています。
シャワーやカランなどは無く、湯船がポツンと一つ。入り口入ってすぐ右手には、体を
洗う為か、木管から源泉がドボドボと洗い場に垂れ流されています。
温泉成分のせいか、はたまたただ単に古いだけか、黒ずんだ板張りの浴室内に
真っ白なお湯が張られており、神秘的な神々しさすら漂ってきます。

お湯はちょっと熱めで、恐らく43度位でしょうか。新鮮なお湯が絶えず掛け流しにされ
ています。しっとりする感じの肌触りで、とても柔らかいです。
臭いは強烈な硫黄臭で、若干ながら油臭がします。白濁していて湯船の底は見えない
のですが、どうやら板張りになっている様子で、岩風呂等にありがちな固くてゴツゴツした
感じが無く、とても心地が良い。
湯船の側面、限りなく水面近くに、何本か通気口がありました。空気よりも比重が重い
硫化水素を外に逃がすためのものと思われます。成分が濃い事の現れでしょう。
飲んでみると、硫黄と油と、あと若干の酸味が混ざった、何とも表現のし難い、とっても
マズイお湯です。鳴子のお湯はどこも濃く、飲めたもんじゃないと再確認。
(そもそも、飲泉の許可自体がおりていないお湯ですので、飲む事そのものをあまり
オススメしません。^^;)


西多賀と東多賀、比較される事の多い二箇所ですが、どっちが良いかと聞かれると、
どちらも甲乙つけ難い名湯で、「どちらも素晴らしい」としか言いようがありません。
浴室の雰囲気が良く、硫黄の香りが心地よい、優しいお湯の東多賀。
対する、物凄く濃い、クセになりそうな油臭のする、強烈なお湯の西多賀。
その時の気分で入り比べれば良いのではないでしょうか。
どちらに入っても、「こりゃぁ、そんじょそこらの温泉とは訳が違うぞ!」という違いは
感じ取って頂けると思います。



2005年 大晦日 宿泊。

やっぱ、年末年始は自分が納得行くお湯で締めくくり & 歳初めじゃなければと思いまして、
2005年の大晦日に宿泊しました。
でも、遅い時間まで湯巡りし、疲れて酒飲んで飯食ったらそのまま爆睡。
気がついたら歳が明けていました。
と、言うわけで、2005年のシメは鳴子共同浴場の瀧の湯になりましたとさ。残念っ!
仕方が無いけど、朝風呂だけで済ます。2006年の第一湯は東多賀と言う事で・・・

2006年は何箇所の温泉に入れるかなー?



2009年 6月 20日 − 再訪

最後に入ったのが、2006年の元旦。それ以来再訪しておらず、実に3年半ぶりの
入浴です。ここのお湯が良い事は誰もが知る事で、私自身大好きだったのです
が、なんでこんなに長い間再訪していなかったのでしょうか。その間にも何度と
なく鳴子に来ているんですけどね。我ながら不思議です。鳴子には他にも良いお
湯が目白押しだからと言うのも理由だとは思いますが・・・
久し振りの東多賀でしたが、やっぱり良いです。良い物は良い!
西多賀の直後に入りましたが、やっぱり、どちらも甲乙つけ難いです。
東多賀のお湯は温めなので、ゆっくり出来るのが良いですね。浴室の風情も素晴
らしいです。
やっぱりここのお湯は良いなぁ!
一時期立寄り入浴を断っていたなんて話も聞きますが、普通に入る事が出来て、
ほっと一安心です。また来たいなぁと思いました。
鳴子を語る上で、欠かすことの出来ない、素晴らしい一湯です。


↑西多賀と対照的に真っ白なお湯

↑温めなのでゆっくり入れます

↑カラン?も、温泉です