福島館 (仙 石原温泉)
★★★★ 4.0

最終入湯日 : 2010-2/5
訪れた回数 : 1回

場 所
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原139
電 話 0460-84-9041
風 呂の種類
男女別内湯
料 金
500円
営 業時間
10:00 - 16:00





飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水





 
酸性-カルシウム・マグネシウ ム-硫酸塩・塩化物泉
(大涌谷温泉)  64.7度 / ph2.9 / H11.9.17
Na+ = 43.1 / Mg++ = 39 / Ca++ = 104 / Fe+ = 7.01
Al+++ = 5.66 / Cl- = 124 / SO4-- = 447 / SHO4- = 18.6
HCO3- = 213 / H2S = 0.04 / 成分総計 = 1013mg






大涌谷源泉のお湯に浸かりたいと言う友人のリクエストを受け、私が目指したのは、勝仙荘
と言うお宿です。ネットで調べたところ、なんと湯船がポリバスなのです。極小湯船と、B級
な所が好きな私にとっては、ポリバスなんて最高の組み合わせです。
是非入ってみたい! そんな期待を胸に、お宿に辿り着いてみると・・・
外から眺めただけでも、全く人気がありません。雪かきも中途半端で、お客さんを迎え入れる
ような体勢でなく、案の定と言うか、玄関も閉まっています。ドアを叩こうが、チャイムを鳴ら
そうが、誰も出てきません。うーん、廃業されてしまったのでしょうか・・・

肩を落としつつ、辺りを見渡すと、目に付いたのがここ、福島館さんです。
ここも小さな湯船のお宿で、事前にチェックしていた所でした。代わりと言っては失礼です
が、誰も出てこないお宿の前に立ち尽くしていても仕方が無く、利用させて頂く事に。
こちらはちゃんと営業をされており、立ち寄りをお願いすると快く受け入れて下さいました。

さて、そのお風呂。男女別で内湯のみです。
とてもアットホームな雰囲気の脱衣所で、そこを抜けるとこぢんまりした浴室がありました。
ポリバスでは無いのが少々残念ですが、3人も入れば肩がぶつかりそうな程の湯船で、小さな
湯船が好きと言う私のニーズにはピッタリ合致しています。



お湯は大涌谷源泉の引き湯で、真っ白に濁っ ています。パイプ湯口からお湯が
注がれていますが、湯船の淵よりも低い位置に水面が来ています。
よく見ると、湯船の一部に、お湯を抜く為のパイプがあり、そこから注がれた分と
同量のお湯が掛け流されていました。
同じ掛け流しである事には違いありませんが、湯船に並々と張られている方が、
良いお湯に見えるんですよね。
しかし、そのパイプから溢れるお湯の量は、なかなかの物で、ちょっと期待出来
そうです。

早速友人と2人でそのお湯に身を沈めると、 パイプからだと流石に排水が追い
つかず、ザバーっと勢い良く湯船からお湯は溢れました。
何度やっても爽快な瞬間です!
でも、そのまま放置していると、パイプからも排水されてどんどん水面が下がり
ます。
勿体無いと感じたのか、そのパイプを手で押さえて、溢れさせまいとしている
友人を発見。うん、その気持ちよく分かる、頑張れ。


お湯はちょっと温いくらいの適温です。見た目の通りに濃いお湯で、シットリと肌にまとわ
りつくような感覚があります。お湯からはしっかりと硫黄臭を感じます。
何度も入っている大涌谷の源泉ですので、今になって目新しい発見はありませんが、
濃いお湯です。

鮮度はまずまずと言ったところでしょうか。少し白濁が過ぎているようで、コロイド状の
湯花が少し粉っぽいような印象も受けます。造成泉って、お湯に溶けきっていないような、
何となく特徴があるのですよね。
湯底には湯花が沈殿しており、かき混ぜると、ただでさえ白いお湯が、一層の事白く濁り
ました。何だか、湯花の泥パックに浸かっているような気分です。なかなか気持ちが良い
ですが、臭い、暫くの間は取れないだろうなぁ〜・・・

ちなみに、脱衣所の反対側にも、以前浴室であったであろうスペースがあります。
今では植物置き場になっており、湯船には隙間無く植木鉢が並んでいました。


帰り際、女将さんに勝仙荘の事を聞いてみたら、色々と事情あって暫くの間営業をされて
いないとの事でした。うぅ〜ん、頑張って欲しいなぁ。
でも、この福島屋さん、当初目指していた勝仙荘の代わりに立ち寄る形となりましたが、
なかなか気持ちが良いお湯を堪能する事が出来ました。アットホームな雰囲気も居心地が
良くて、ふらりと立ち寄りたい方にはオススメです。