松坂屋本店 (箱 根芦ノ湯温泉
★★★★ 4.5
http://www.nxsco.com/matsuzakaya/
最終入湯日 : 2006-10/19
訪れた回数 : 1回

場 所
神奈川県足柄下郡箱根町芦之湯55
電 話 0460-3-6511
風 呂の種類
男女別内湯
料 金
1000円
営 業時間
14:00 - ? (宿泊客優先の為、断られる事が多い)





飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水





 
含硫黄-カルシウム・ナトリウ ム・マグネシウム-硫酸塩
炭酸水素塩泉
(芦苅の湯)  59.1度 / ph8.1 / H17.2.3
Na+ = 69.6 / K+ = 7.02 / Mg++ = 32.3 / Ca++ = 96.6
Cl- = 4.88 / HS- = 4.84 / SO4-- = 339 / HCO3- = 225
HCO3- = 211 / H2S = 0.43 / 成分総計 = 1003mg






もう、「遂に入れた!」としか言いようが無い温泉です。
箱根でも貴重な天然の自噴源泉の硫黄泉で、温泉通の間での評価も高く、その存在を知ってから
常々入ってみたいと思っていました。


 

初めて行ったのは2年くらい前かな? その時はアッサリ門前払い。
次に箱根に行く機会があった時も立ち寄りましたが、門前に「日帰り入浴不可」の
看板があり断念。
そして、この入浴を果たす前日、平日を狙って行ったのですが、この日も
「日帰り入浴不可」の看板がありました。食い下がってみようとお願いしたの
ですが、やっぱり駄目と断られる。
とても丁寧な断り方で、嫌な印象は全く無いのですが、残念です。
その時に受付のオジサン、「明日だったら大丈夫ですから」と仰っていたので、
口惜しさのあまり、翌日リベンジとなった訳です。
ちなみに、「平日何やっているんだ!?」と声が聞こえてきそうですが、この月は
転職に伴う有給消化だったのですね、ハイ。

受付には同じオジサンがいました。
私が「また来ました」と言うと、オジサン、とても嬉しそうにお風呂の場所を案内して
くれました。

お風呂は内湯のみです。
シャンプーなどがちゃんと備え付けられた洗い場と、広い湯船がありました。
浴槽は2つに分けられており、広い方が少し温めの適温、狭い方が熱めの
適温です。
それぞれが41度と44度程に調整されていました。
温めの方は濁りの度合いが強く、ほんのり青緑色をした白濁です。熱めの
湯船のお湯は透明度が高く、濁り度合いが少なめです。
優しい硫黄臭が心地よく、シットリと肌にまとわりつくような気持ちの良い
お湯です。
しっかりと暖まり、汗だくになるのですが、それがまた何とも言えない快感です。
イメージ的には奥日光のお湯が似ている感じがします。とにかく柔らかくて
気持ちが良い!

湯口には飲泉用のコップが置かれていました。ココのお湯、箱根では物凄く
貴重な、源泉に一切手を加えていないそのままのお湯なんです。
つまり、加水、加温、循環、塩素、一切無しと言う事。
だから飲んでも安心なんですね。
口に含むとほんのり硫黄の苦味が広がる飲みやすいお湯です。嬉しくなって
思わず沢山飲んでしまいました。
しかも、カランから出るお湯も温泉と言うのだから二重に驚きです。
ここ、本当に箱根だよね・・・?

 


ただ、非常に濃いお湯と聞いており、とても期待していましたが、確かに素晴らしいお湯です。
もし東北に持っていったとしても全く遜色が無いです。
でも、東北のお湯と比較した場合、平均的な線ではないでしょうか。
比べる対象ではないと思いますが、滅茶苦茶良いと思っていただけに、それだけは少し期待外れでした。
でも、濃すぎず薄すぎず、丁度良い具合です。
私にしては珍しく1時間30分も長湯をしてしまいました。


帰り際、受付のオジサンに挨拶すると、おじさん、受付のガラス越しに親指を立てて「Good」の
ポーズをすると、伺いたてるように首を傾げました。
私もGoodポーズをして「気持ちよかったです!」と答えると、オジサンも嬉しそうに満面の笑顔。
私の思い過ごしかも知れませんけど、私を昨日断った時、きっとこのオジサン、本心では入れて
あげたいって思っていたんじゃないかな?
でも、老舗旅館のルールで、情だけで入浴許可をする事は出来ない。
入浴お断りするのも、案外辛い仕事なのかも知れませんね。
帰り際にGoodポーズをしてくれたオジサンは、お堅い老舗旅館の受付にはとても思えない、人情味
溢れる優しい表情をされていました。

いつかは宿泊してみたい一湯です。