共同浴場(折 尾野温泉)
★★★
3.5

最終入湯日 : 2005-10/7
訪れた回数 : 1回

場 所
鹿児島県出水市折尾野温泉
泉 質
メタケイ酸冷鉱泉
風 呂の種類
男女別内湯
電 話
無し
料 金
300円
営 業時間
10:00 - 20:00











源 泉
鮮 度
個 性
風 情
鄙 び
環 境
飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水











一 言コメント

お湯はまあまあだけど、鄙びた風情は最高でした。






温泉チャンピオン「郡司勇」さんの著書、「一湯入魂温泉」で紹介されていた共同浴場で、風情の
良さが絶賛されていました。
ほうほう、一体どんなモンだろうか・・・ と、興味を抱いて行ってみる事にする。
ナビで行き先を探すも、見つからなかった為、「多分この辺だろう」という見当だけで国道328号線
走っていると、「折尾野温泉 右折」の看板を発見。細い道を走ってすぐの所に、写真で見覚えのある
湯屋が見えてきました。
もっと迷うかと思ったのですが、意外とあっさり辿り着いてしまい、ちょっと拍子抜けです。

建物は通りから一段低い所にあり、階段を降りて受付に向かいます。
内部は、、、 って、どこが内部でどこが外部だか分からないようなあけっぴろげで、民家の裏手に
回ってしまったような入り口にしばし呆然。
どこでお金を払えば良いのかと迷っていると、休憩室があると思われる建物の中から手招きをする
オジサンが一人。どうやらこの施設を管理されている方らしく、その人に料金を払って事なきを得る。
うーん、風情が良いとか悪いとか以前に、何だか凄い施設です。


さて、お風呂ですが、脱衣所と浴室が一体型 になっています。共同浴場
らしく、浴室は結構手狭。
しかし、脱衣所と繋がっている事や、脱衣所にトビラが無い事などもあり、
内湯なのに開放感は抜群にあります。
うーん、何だか不思議な空間です。郡司さんイチオシなのも納得。
昼間だと言うのに、既に先客が3人います。1人はバイクで旅をしている
若者で、残りの2人は地元のオジサンでした。
軽く挨拶をして中に入る。

さて、肝心のお湯はと言うと、少し黄身がかった透明のもので、湯花
などはありません。
冷鉱泉を沸かしているのですが、これが結構熱い。45度くらいあるのでは
ないでしょうか。
みなさん、フーフー言いながら入っています。


重曹泉らしく、肌触りは結構ぬめり感のあるもので、なかなか気持ちが良いです。源泉を飲泉して
みたところ、非常にまろやかで少し甘味のあるとても美味しいものでした。
ちなみにですが、地元のオジサン曰く、このお湯と焼酎を割ると絶品だそうです。

    *    *    *    *    *

ところで、話はイキナリ変わるのですが、私はよく浴室内の写真を撮ります。
しかし、いきなり風呂場でカメラを取り出すと、警戒する人もいると思うので、誰かいる時はたいてい
許可を貰ってから撮影するようにしています。
この日も、地元のオジサンに「浴槽の写真を撮っていいですか?」と聞いた所、オジサン、「あ?ん?
写真?好きなだけ撮りなさい!」と、承諾してくれました。

写真を撮り終わった私、黙っていると変な奴だと思われそうで、「東京から来たんですよ〜」「鹿児島の
温泉はどこも良いですね〜!」など、ベラベラ自分の事を話してみました。(余計に変な奴か?^^;)
するとオジサン、私に興味を持ってくれたらしく、「温泉好きなの?」「だったら湯川内温泉に行きなさい」
と、色々と教えてくれ、即席ですが温泉談義に花が咲く。
暫く黙っていたもう一人のオジサンも、「湯川内は良い!」「ここのは沸かしだけど、あそこは足元から
お湯が溢れる天然の掛け流しで凄く良い!」と、大絶賛。
ライダーの若者も「あそこは良いですよねー」って・・・  何だか凄い評判が良い所のようですが・・・
キミタチ! そんな大絶賛するなら、こんな所にいないでそこに行きなさい!(笑)

最初に話をしてくれたオジサン、親切にも、「良かったら途中まで案内するよ」と仰るので、そそくさと
服を着て、オジサンの後を追いかけることになりました。
ライダーの彼も、「この辺の地図をどうぞ」と、鹿児島の観光地図をくれる。
うーん、親切な人ばっかり!
お蔭で、湯川内温泉にも無事入る事が出来ました。 多謝!!!


お湯の良さと、絶品な風情は勿論ですが、それ以上に使っている人々の優しさがとても見に沁みた、
とても気持ちの良い温泉でした。
是非とも再訪したい一湯です。