開門温泉 (長 崎鼻温泉
★★★★ 4.0

最終入湯日 : 2007-10/7
訪れた回数 : 1回

場 所
鹿児島県指宿市山川岡児ケ水1446 
電 話 0993-35-0457
風 呂の種類
男女別内湯
料 金
250円
営 業時間
9:30 - 18:00





飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水





 
含塩化土類食塩泉
(開聞温泉)

成分表未確認






薩摩富士こと、開門岳の見上げる事が出来る程にすぐ近くにある温泉、その名も開門温泉
です。道から外れた所にポツンとある、まるで共同浴場のような印象の立ち寄り温泉です。
外観はホテルだかなにかのような、少しお洒落な感じがするものですが、とにかくとても古い
印象。鄙びていると言う言葉とも少し違うような、使い込まれた感じが漂う、一種異様な印象
を受けるものです。



さて、駐車場に車を停め、中に入ろうとする と、施設の隣の建物からおばさん
(おばあさん?)が出てきて、「あと1時間で出てよ!」と、大声で叫んでいます。
どうやらココの管理人さんと思われますが、「すぐに出ますので」と言って、中に
入らせて貰う。
内部は、外観同様になんだか荒んでいます。建物自体が新しくないせいもあると
思いますが、あまり手入れがされていないようで、いっそう古びて見えます。
驚いたのが、脱衣所の至るところに張り巡らされた、注意書きの張り紙の数々。
「今日も温泉Gメンが来ました・・・」と言う、意味不明な物やら、「病気の人は
病院に行って下さい」と言う、過激なものまで!
きっと先ほどの管理人さんが書かれているのでしょう。
手書きで読み難い事この上無いのですが、書かれている内容が面白く、思わず
見入ってしまいました。

さて、内部・・・
先客のご老人が数名いらっしゃるのですが、そのうちの何名かが、トドになって
いました。
驚いた事に、トドになっている方々、インリン様もビックリな、V字大開脚で寝て
いるではありませんか!
恐る恐る中に入ると、浴室内にも張り紙が沢山あります。
ひとつひとつを確認してみると、「ねんねはココでしなさい」「お互い背中を洗い
あいましょう」と言った、注意書きを通り越して指示書きともいえるような内容の
物が、ズラリと並んでいます。
V字開脚をしてトド(ねんね)になっている方々は、どうやらこの張り紙の指示に
忠実に従っているみたいですね。
地元の常連さん達なのでしょうか。しばらくすると、みなさんムックリと起き上が
り、お互いの背中を流しはじめたのには二重に驚きました。

さて、肝心のお湯。黄土色濁りのもので、肌触りがベタベタしてずっしり重い、
食塩系のお湯です。ちょっと熱めのお湯で、入るとどっと汗を掻きます。体の芯
から温まる力強いもので、なるほど、このお湯に浸かると、V字開脚は置いて
おいて、トドになりたくなる気持ちも頷けます。
浴槽中央に湯口らしき物があるのですが、お湯が出ていませんでした。
どうやら、あと1時間だからと言う理由かは知りませんが、源泉が止められて
しまっている様子。管理人のおばさんがいた母屋に元栓があるのか、トドの常連
さんが止めたのかは不明ですが、ちょっと残念な状態でした。

 


10月とはいえ、鹿児島はまだまだ暑い! 浴後は汗が引かずに困るほどです。
必死に汗を拭き、何とか洋服を着て、外に出る。
表では、管理人さんと今到着したばかりと思われるお客さんで、「今日はもう終わり!」
「あと30分あるだろ!? すぐ出るって!」と、言い合っている姿が目に飛び込んできま
した。なんだか凄い光景です。。。

暫くすると、後から上がった私の友人が上半身裸で出てきました。
「うわ、何やっているんですか!?」
と、私。
「だって、張り紙に裸のまま外に出て木の下で涼めって書いてあったから」
と、友人。
う〜ん、笑いながら上半身裸な友人は、はたから見ると実に変な人なのですが、そんな
案内が気が書かれた張り紙は、もっと変です。
良いお湯だったのですが、それ以上に、張り紙の個性が強すぎて、妙にお湯の印象を
思い出し辛いような、実に不思議な一湯です。

珍しい物、面白い物、B級な物が好きな方は、是非とも立ち寄って欲しいと思いました。