つまごい館 (嬬 恋温泉
★★★★ 4.0
http://scty.net/tumagoikan/
最終入湯日 : 2006-5/28
訪れた回数 : 1回

場 所
群馬県吾妻郡嬬恋村大字大前1077
電 話 0279-96-0443
風 呂の種類
男女別内湯 ・ 露天
料 金
500円
営 業時間
13:00 - 17:00 (よく変わるらしい・・・?)





飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水





 
ナトリウム・マグネシウム・カ ルシウム-炭酸水素塩温泉
(奥鹿の湯)   35.5度 / ph6.8 / 2.4L(飲泉所) / 掘削自噴
Na+ = 223 / K+ = 17.6 / Mg++ = 67.5 / Ca+ = 97.3
Cl- = 81.7 / SO4-- = 190 / HCO3- = 869
H2SiO3 = 138 / HBO2 = 5.6 / CO2 = 141
成分総量 = 1830mg






JR吾妻線の終点大前駅のすぐ目の前、駅から徒歩10歩の所にあります。
終着駅と聞くと、何だかとっても大きな駅を想像しがちですが、実際はホームが一つポツンと
あるだけの無人駅です。
駅前にある建物もこのつまごい館しか無く、迷いようがありません。
無人の終着駅で、駅前に旅館が一軒だけ。しかも、旅館は列車の線路と川に挟まれた好立地
条件です。何だか物語が出来あがりそうな不思議な空間で、妙に癒されます。
ちなみに、私が訪れた日は周辺にぼたん雪のような綿毛が大量に舞っており、とても幻想的
な光景が広がっていました。

内部はあまり旅館っぽくなく、民家を少し改 造したような造りをしています。
浴場に行く途中、出しっぱなしの水道蛇口がありました。
「ん? 最後に使った人はちゃんと止めろよ・・・」なんて思いつつ、良く見て
みると、なんと飲泉所ではありませんか。
試しに飲んでみたところ、人肌程度に暖かい温めのお湯で、ほんのり
金気臭がするもので、僅かに硫黄と炭酸を含むのか、妙な生臭さを感じる
ものです。
一言で言うとあまり美味しくありません。体には良さそうですけどね。

お風呂は男女別で、内湯と露天があるなかな か立派なものです。
まずは内湯ですが、洗い場が数人分と湯船が一つあります。場所柄、
もっと鄙びたのを想像していましたが、とても清潔で真新しく、少し意外に
感じます。なかなか風情が良いので、私的には結構好きな造りですが、
もう少し年季が入って渋みを増してくれる事を期待します。

お湯は僅かに黄褐色をした透明なもので、湯口からザブザブと掛け流され
ています。
内湯のお湯は加温されているようで、少し温めではありますが、適温に
調整されておりました。
肌触りはシットリスベスベするもので、一度入るとなかなか出たくなくなる
お湯です。臭いは飲泉所でも嗅いだ、金気臭と少し生臭さを感じるもので、
とても気持ちが良いです。
窓から少しだけ見える吾妻川と、粉雪のように舞う綿毛を見ながら、幸せな
気分に浸る事が出来ました。

特筆すべきは、露天風呂です。
内湯すぐ隣にあり、あまり大きくない浴槽が一つあるだけの簡素なものです。
ただ、こちらに張られているお湯ですが、非加熱の源泉がそのまま注がれて
いるのです。
丁度人肌程度の暖かさで、ずっと入っていると少し寒いですが、ゆったり
出来る気持ちが良い温度なのです。




お湯は申し分無く新鮮なもので、ツルツルする肌触りが実に素晴らしいです。
加えて、この浴槽ですが、舞台湯になっているんですね。入るとお湯がザバーっと豪快に
流れ去るのです。いやぁ、コレは癖になります。
お湯を溢れさせた時の快感は何物にも代え難い極上の瞬間です。
嬉しくなってしまい、お湯を溢れさせるためだけに内湯と露天を行ったり来たりしてしまい、
入浴中に6回溢れさせてしまいました。
うーん、幸せです。こう言う舞台湯、もっともっと増えてくれると嬉しいのですが・・・


お湯良し、ロケーション良し、そして舞台湯最高で、とても素晴らしい一時を過ごす事が
出来ました。
一度は宿泊して時間を気にせずゆっくりしたいものです。
お湯が温いので、夏場向きと言えるでしょう。
実はこの後も色々と立ち寄るつもりでしたが、幸せな余韻をそのまま残したく、何処にも
立ち寄らずに帰宅してしまいました。
再訪必死のオススメの一湯です。暑い季節に是非是非お試しあれ。