七 里川温泉(七里川温泉)
★★★
3.5

最終入湯日 : 2005-1/29
訪れた回数 : 1回

場 所
千葉県君津市黄和田畑921-2
泉質
単純硫黄泉 (冷鉱泉)
風呂の種類
男女別内湯・男女入替露天
電話
0439-39-3211
料金
日帰り料金 : 500円

  - 七里川温泉 -

房総半島の山間に沸く、本格的な冷鉱硫黄泉。
周辺ではゴルフやハイキングを通し、新緑や紅葉を楽しめる。
養老渓谷や安房小湊などへのアクセスも比較的容易。

 

養老渓谷の先、周囲に何も無い山間に佇む一軒宿です。
「随分と鄙びた所にある施設だなぁ。こんな所、あんまり人が来ないだろう。」と思いながら、
旅館に入ると、玄関先には大勢の人が集まっており、何やら魚などを炭火焼をしながら昼飯らしき
モノを食べている光景が目に飛び込んできた。
一瞬、「あれ?ここは食堂かな?」と思うが、矢張りどうみても旅館の玄関先。椅子やテーブルを
並べて食べているのだが、中にはフロアーに直に座りながら食べている老夫婦もいる。
一体これは何なんだろう・・・ と、横目に見ながら、誰も居ないフロントへ行く。

フロントに立ち尽くす事1〜2分。従業員らしき人はいるのだが、玄関先のお客さんに飲み物を
運んだりと忙しそうにしており、なかなか相手にして貰えない。
来るところ間違えたかな・・・? という不安がよぎり始めた頃、ようやく従業員の人に気付いて
貰え、入浴料を支払うことが出来た。
ちゃんと日帰り入浴もやっているようで、まずは一安心。

浴室は年季を感じる廊下を通り、階段を上がった2階部分にありました。
入り口傍には大きな文字で「源泉掛け流し」等と書かれています。内心、「何もそこまで堂々と
主張しなくても・・・」と思いつつ、宿のお湯に対する拘りがヒシヒシと感じられ、少しホッとする。
脱衣所は結構広々としたもの。棚は10人分程度しか用意されていないのだが、あちこちに
脱衣籠が転がっており、めいめい好き勝手に使っている様子。古臭い造りですが、一通りのモノが
揃っています。

浴室は脱衣所より狭く、入ると両側にカランが2人分づつ、計4人分ある。掛け湯代わりにカランから
お湯を出すと、何とも言えない新鮮な硫黄の臭いが漂う。出が悪いカランですが、源泉がそのまま
に出るとても良い感じのモノでした。
浴槽は4人入れば少々手狭という大きさのもので、源泉が気持ちよく掛け流されている。
源泉の温度が15度程度なので、加温されているものらしい。ほんのり黄色味を帯びた透明な
お湯で、カランから出るお湯には及ばないものの、しっかりとした硫黄臭がしました。

なお、ここには露天もあります。ただ、露天は一つしか無いので、男女入れ替えで使用している
みたいです。たまたまこの時は男性用になっていたので、露天も楽しむ。
露天は高台に作られており、見晴らしがとても良い。ただ、見晴らしが良い代わりに、100メートル
程離れた山道から丸見えになってしまい、女性には少し気になる造りかも知れません。
お湯はここでも掛け流しですが、心なしか内湯よりも濃い印象を受けました。当然加温されて
いると思われるお湯は、黄緑色をした透明なお湯で、所々黒い湯花が浮いています。
臭いや色、入った感触などは、何となく野沢の大湯辺りを彷彿とさせるものがありました。


モール泉ばかりで、硫黄泉不毛の地と思っていた千葉に沸く、とても気持ちが良い硫黄泉。
冷鉱泉な為、湯船の中では硫黄の香りが少し飛んでしまっているのが残念ですが、思いも
よらない所で良いお湯にめぐり合う事が出来、少し嬉しくなりました。
千葉方面で硫黄泉をお探しの方にはオススメの温泉です。