鶴の湯温泉 乳 頭温泉
★★★★ 4.5
http://www.tsurunoyu.com/
最終入湯日 : 2006-8/21
訪れた回数 : 1回

場 所
秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林50
電 話 0187-46-2139
風 呂の種類
男女別内湯 ・ 混浴露天 ・ 女性専用露天
料 金
500円
営 業時間
10:00 - 15:00





飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水





 
含硫黄ナトリウム-塩化物・炭 酸水素塩泉
(黒湯) 61.3度 / ph6.6
Na+ = 737.3 / Ca++ 159.8 / Mg++ = 57.9
Cl- = 819.2 / HCO3- = 1029 / SO4-- = 249.8
CO2 = 186.8 / H2S = 12.5 / 蒸発残留物 = 2800mg

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
(鶴の湯) 39.4度 / ph7.1
Na+ = 717.7 / Ca++ 145.9 / Mg++ = 53.4
Cl- = 825.7 / HCO3- = 919.6 / SO4-- = 249.9
CO2 = 75 / H2S = 0.1 / 蒸発残留物 = 2530mg

含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
(中の湯) 46.8度 / ph6.6
Na+ = 839.2 / Ca++ 155.9 / Mg++ = 63.9
Cl- = 963.1 / HCO3- = 1239 / SO4-- = 119.9
H2S = 13.7 / 蒸発残留物 = 2920mg

含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
(滝の湯) 53.3度 / ph6.7
Na+ = 584.9 / Ca++ 130 / Mg++ = 45
Cl- = 669.9 / HCO3- = 769.8 / SO4-- = 220.9
CO2 = 118 / H2S = 6.9 / 蒸発残留物 = 2200mg







◆ 補足 ◆

白湯の成分表は見つけられませんでした。

黒湯 = 内湯「黒湯」で使用
鶴の湯 = 混浴露天で使用(足元湧出)
中の湯 = 露天脇の男女別小浴室で使用
滝の湯 = 不明 (女性露天か、混浴露天に加えられ
ている別源泉のいずれか?)



最早、温泉ファンで知らない人はいないであろうと思われる、乳頭温泉郷にある有名な
秘湯、鶴の湯に行って参りました。
以前に入った事がある人に話を聞くと、「良い」「悪い」と言う賛否が非常に偏る傾向に
あり、一体どんな所かと興味があったのです。
悪い評価を下す人の意見をまとめてみると、どうも「混み過ぎ」と言うのが問題のようで
すね。日帰り入浴客でごった返し、お湯を楽しむどころの騒ぎでは無いそうなのです。
そこで、たまたま遅い夏休みを取得する事が出来たので、平日を狙って行く事にしました。

鶴の湯は乳頭温泉郷にある他の施設から少し離れた場所にあります。
事前に立ち寄った黒湯から、車を走らせることおよそ10分で、目的の鶴の湯駐車場に到着。
混む時は駐車場にたどり着くまでに30分とか待たされるみたいですが、平日効果か、
すんなりと入る事が出来ました。予想していたよりも空いていています。
ただ、他所に比べると明らかに利用者が多く、客層も違います。なんと言うか、私のように、
純粋に温泉だけが目的と言う人では無く、いかにも「観光できています」って感じの人が
多く見受けられます。家族連れ、外国人、入り口の所で記念撮影する人達などなど、私が
普段行くような温泉旅館では見られない光景が広がっていました。

さて、日帰り入浴の受付をすると・・・
受付のオジサンに「今日は露天風呂清掃につき、入れないけど良いですか?」
と言われてしまいました。
鶴の湯と言えば、足元からお湯が湧き出している露天風呂が有名です。
そこに入れないなんて・・・ その為にわざわざ足を運んだワケで、ショックです!
でも、ここは東京からだと次に何時来れるか分からない秋田の山奥です。
「また来ます」と言える筈も無く、了解してお金を払いました。
男女別の内湯があり、そちらには入れるそうで、それだけでも有り難いと思わ
なくっちゃね。

さて、その内湯。旅館の離れにあり、木造の 風情ある湯屋になっています。
脱衣所を挟んで、「黒湯」と「白湯」の2箇所の浴室がありました。
まずは白湯。ゆったり入るならば5〜6人までと言った程度の大きさの湯船が
一つあり、白湯と言う言葉通りに白濁したお湯が張られていました。
少し温めとも言える適温に調整されており、硫黄臭が漂うものでした。
予想したよりも人が少ないとは言え、入れ替わり立ち代りに誰かしら入浴して
いる状態です。その為、鮮度に関してはあまり期待はしておりませんでしたが、
意外と悪くはありません。
シットリとする肌触りで、浸かっているとお湯の成分が肌に沁みこんでいく
ような心地よさがあります。
湯口から注がれるお湯を口に含んでみたところ、硫黄の苦味がありました。

続いて黒湯。裸のまま移動できるのは良いですが、脱衣所を通過する必要
があり、体を拭かないと脱衣所水浸しになってしまうのが難点です。
とても狭い浴室には1.5m四方の小さな湯船が一つありました。2人入るのが
精一杯、体育座りで入れば4人鮨詰め状態と言う感じのものです。
黒湯と言う名前に反し、こちらにも白濁のお湯が張られていました。
お湯の印象はと言うと、とても温いです。幾ら入っていても体が暖まりません。
ある意味夏向きな感じがします。
私はぬる湯も好きなので、温度自体に問題は無いのですが、残念なのは
鮮度の悪さ。湯口からも温いお湯が注がれており、湯量もチョロチョロで一向
に溜まる気配がありません。
ほんのり硫黄臭が漂うのですが、どうも力弱く、お湯の良さがまるで伝わって
きません。湯口のお湯を口に含んでみたのですが、僅かに硫黄味がする
程度で、薄い感じです。
元々こう言う源泉なのかどうか分かりませんが、入浴はお湯の確認程度に
済ませ、白湯へと戻ってしまいました。


↑白湯
                                               
↓ 黒湯



↓源泉湧出の様子     ↑女性露天風呂

浴後、露天風呂への未練を捨てきれず、どう 言う状態なのかと覗いて
みたところ、中から従業員の方が出てこられました。
すかさず、「見学だけでも・・・」とお願いしてみたところ、とても感じ良く
「どうぞ」と、通して貰えました。
それどころか、何とその従業員の方、わざわざ私の為に案内までして
下さった次第。
とても対応良く、感謝感激です。

まず最初に見せていただいたのは、女性専用の露天風呂。
広々とした四角い湯船にお湯が半分ほど溜まっていました。青味がかった
透明なもので、表面に湯花が浮いています。浴槽の底は砂利になっており、
数箇所から気泡と共にお湯が自噴している様子が見て取れました。
うーん、入ってみたいぞぉ!
従業員のオジサン曰く、自噴だけではお湯が溜まるまで時間が掛かり
すぎるのだそうで、最初だけは別源泉を引いているのだそうです。
それでも半日は掛かるそうで、夕方5時頃になれば入れるのだとか。
うーん、待っていたい気もしますが、時間が惜しい。
それ以前に、日帰り入浴の時間を過ぎてしまうワケで、待つだけ無駄か・・・


続いて、有名な混浴露天風呂。こちらも女性用露天と同様、青味を
帯びた透明なお湯が浴槽の半分程度まで張られていました。
同じく玉砂利が湯底に敷かれており、至るところからお湯が気泡と
共に湧出しています。
オジサンの説明によると、こちらも別源泉を足しているそうですが、
源泉温度が高い為、お湯を張る時だけ若干の沢水で加水もしている
のだそうです。
お湯に手を突っ込んでみたところ、ちょうど良い適温になっていました。
加水有りとは言え、強い硫黄臭がする鮮度の良いもので、入りたく
なってしまいます。
流石にお願いするわけにはいかず・・・ 指を加えて見ているだけで
辛かったです。

ちなみに、この混浴露天用の男性用脱衣所には、内湯が併設され
ています。
こちらの内湯は利用可能で、最後にそこに浸かってきました。

先ほど入った黒湯と同じ位に小さな湯船が一つだけあり、白濁した
お湯が張られています。
お湯は少々熱めで、湯口からは熱めの新鮮なお湯が注がれていました。
今回入れた3箇所の中では鮮度が一番良く、硫黄臭も強めな印象。

本来であれば、そこからそのまま露天風呂へ繋がっているので、行った
り来たり出来る筈なのですが、何しろ今は入浴禁止です。
入浴する事が出来る格好をしているだけに、我慢しなければならないの
が辛いですね・・・
露天に飛び込みたい気持ちを何とか自制しました。

↓源泉湧出の様子      ↑有名な混浴露天

↓内湯浴槽

露天抜きでも充分に楽しむ事が出来ました。
これで足元自噴露天風呂に入る事が出来たら・・・ どれだけ素晴らしかった事でしょう。
後で知った話では、毎週月曜日は露天清掃で入れないんだそうですね。
ちゃんと確認をしておくべきでした。

お宿の雰囲気も非常に良いですので、是非とも再訪したい一湯です。
出来れば、鮮度が一番良い状態で入れる月曜日に宿泊したいですね。
平日に休みが取れるかどうかが鍵になりますが・・・
機会を見つけて是非と思っています。