孫六温泉 乳 頭温泉
★★★★★ 5.0

最終入湯日 : 2009-5/9
訪れた回数 : 2回

場 所
秋田県仙北市田沢湖生保内先達沢国有林
電 話 0187-46-2224
風 呂の種類
男女別内湯 ・ 混浴内湯 ・ 混浴露天 ・ 打たせ湯
料 金
400円
営 業時間
7:00 - 17:00





飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水





 
単純温泉
(孫六温泉) 49.9度 / ph7.4
Na+ = 102.1 / Mg++ = 2.3 / Ca++ = 52.9
Cl- = 81.1 / HCO3- = 175.2 / SO4-- = 110.2
蒸発残留物 = 560mg






大釜温泉の裏手、山の中にある秘湯のお宿です。大釜温泉に入った後に立ち寄ったのです
が、そこから歩くと1km近くになります。一旦車に乗り、大きく迂回して黒湯温泉の駐車場に
停め、そこから歩きました。
黒湯からだと、多少近くなり、徒歩5分で到着出来ます。

砂利の遊歩道を歩いていくと、川向こうに目 的地、孫六温泉が見えてきました。
木造の母屋と、数軒の湯小屋が、寄り添うように建ち並んでおり、タオルなど
洗濯物が万国旗のように乾されています。
山間にひっそりと佇み、まるで忍者の隠れ里のような雰囲気がありました。
恐らく、数百年前から変わっていないのではと思えるほど、「近代化」や「文明」と
言う言葉から程遠い光景で、映画のセットを見ているような印象です。
素晴らしい風情です。
これこそ私が理想とする秘湯なのでは無いかと思い、背中に電気が走るような
感動を覚えました。
通年営業をしているそうですが、雪に閉ざされるとどうなっているのでしょう。
とても興味があります。

さて、お風呂ですが、川向こうからも確認が 出来た、湯小屋のものを使います。
受付は母屋にあり、そちらでお金を払いました。
まず最初に入ったのは、「唐子の湯」と呼ばれる男女別の内湯です。
共同浴場のような佇まいをした東屋で、簡単な脱衣所と内湯があります。
室内は昼間なのに薄暗く、妙に落ち着ける佇まいをしています。木造の建物で、
壁材に使われている木の板は隙間だらけで、外の光が差し込んでいます。
また、節穴も非常に多く、まるで星空を眺めているような気分になりました。
肝心のお湯は、無色透明のものです。湯口からは熱めのお湯が少量づつ注が
れていました。ごく僅かに硫黄臭も感じます。
お湯だけで話をすると、それほど特徴が無い単純泉なのですが、湯小屋の
風情がとにかく良く、タイムスリップをしたような不思議な気分で入浴を楽しむ
事が出来ました。


 

 


続いて、石湯と呼ばれるお風呂に入りました。
こちらは唐子の湯に隣り合って建てられた湯小屋で、同じくとても
鄙びた、共同浴場のような風情があります。
女性専用内湯と混浴内湯があります。
混浴内湯からは露天風呂に出る事が出来、そこには浴槽が2箇所。
露天風呂の先にはもう一軒、滝湯と言う湯小屋が建てられていました。

お湯の印象ですが、まずは内湯。硫黄臭漂う温めのお湯で、湯口
付近で加水されています。
薄まってしまっているのは残念ですが、とても深い浴槽で、入り心地は
とても良いです。
いつまでもゆっくり浸かっていられそうな感じでした。

続いて露天。まずは内湯から出てすぐの所にある湯船ですが、こちらは
少し熱めの適温。
内湯と同じお湯と思われ、硫黄臭が心地良いです。ただ、外から丸見え
なので、女性が入るには少々敷居が高そうです。
加水されていない様子で、こちらの方が濃いめで、浴感がありました。

もう一つの湯船は、川に面した所にあり、建物で隠れているので外から
は見えない造りになっています。
お湯は手前の露天浴槽の余り湯が注がれており、温めですが、鮮度は
良くありません。
お湯に拘らず、ボーっと日光浴しながら入るには良さそうです。

そして、一番奥の湯小屋。
小屋には「湯滝」と書かれています。
こちらには打たせ湯のみがありました。
お湯は少々温めのもので、ドバドバと注がれています。こちらは完全に
打たせ湯で、肩まで浸かって入る事は出来ませんでした。


お湯だけで評価をしてしまうと、それほど特筆するような特徴はありません。
ただ、風情だけで評価をすると、極めて素晴らしく、★をつけるとしたら文句なしに5つですね。
これでお湯がもっと特徴的だったら・・・ これは贅沢過ぎる要求でしょうか。

四季折々、色んな風情を見る事が出来そうで、何度でも訪れたい秘湯です。
機会を見つけて、一度は宿泊してみたいと思いました。



2009年 5月 9日 − 再訪&宿泊

また来たいとずっと思っていた孫六温泉に、やっと再訪する事が出来ました。
なんと、今回は友人たちと一緒に宿泊です。一泊朝食付きで、6500円でした。
御宿の方には色々と無理言ってしまいましたが、御対応頂けてとても良かった
です。

前回堪能したお湯は、当然のことながら今回も健在です。
いやぁ、良い! しかも今回は時間を気にせずに入る事が出来るのが嬉しいです。
日没後の風情も実に良いです。必要最小限の照明で照らされた湯船に浸かって
いると、そのまま眠りに落ちてしまいそうになります。(写真は露光を上げて
撮っていますので、肉眼でみるとこんなには明るくありません)
少し熱めの唐子の湯は、短時間でしゃきっと温まり、鮮度を楽しむのに最適。
風情の良い石の湯は、お湯に出たり入ったりし、ぐったり横になると無上の喜び
を感じます。
露天風呂は温めなので、ぼーっと浸かっていると、それこそ寝てしまいそう。
ココは良いです!
山深い所にあり、聞こえるのは目の前を流れる渓流の流れだけ。
やっぱりここは良いお宿です。定期的に来たくなってしまいますね!
いつまでもこの秘湯の雰囲気が失われること無く残って欲しい、世界遺産級の
温泉宿だと思いました。


↑ 夜の浴舎 外観写真

↑ 唐子の湯 男性浴場

↑ 石の湯 混浴浴室

↑ 露天風呂 上段側

↑ 露天風呂 上段側 別アングル

↑ 朝の浴舎 外観写真

↑ 唐子の湯

↑ 石の湯

↑ 露天風呂 下段の湯