八九朗温泉 (八 九朗温泉
評価不能

最終入湯日 : 2007-5/1
訪れた回数 : 1回

場 所
秋田県鹿角郡小坂町某所
電 話 あったらビックリ!
風 呂の種類
混浴? 内湯×1
料 金
無料
営 業時間
常識の範囲内の時間で





飲 泉
循 環
塩 素
加 温
加 水





 
炭酸水素塩泉?
天然湧出





小坂町の某所にある有名過ぎる秘湯です。
以前奥々八九郎に入った際、目の前まで来ており、その際は紅鮭だけ入浴しているのですが、
私は時間の都合でパスしてしまいました。
それ以来とても気になっていた所です。
今回は紅鮭抜きの単独行動でしたが、気になったので立ち寄ってみました。

お風呂は通りから見える所にあり、ブルーシートが屋根代わりになっているため、傍目から
は物置小屋に見えるものです。誰でも無料で入れる温泉として紹介される事が多いですが、
私有地を通り抜けた先にあるため、まずは地元住人探し。
民家の軒先にオジサンがいましたので、早速声を掛けてみたところ、快くOKを頂きました。

ブルーシートの湯小屋はその民家の裏手を通 り50メートル程
先にあります。
小屋の周りは溢れ出た温泉成分で土の色が赤茶色に変色
していました。
湯小屋から少し離れた所にも温泉が自噴している個所があり、
未利用のまま、湯小屋の廃湯と一緒に流れ去っているでは
ありませんか!
ナントモッタイナイ!
畑の一角から勝手に湧き出しているって感じで、驚きました。

さて湯小屋内部。覗いて見ると、オジイチャ ンが一人、ちょうどお湯から
あがって服を着ている所でした。
「入って良いですか?」と聞くと、ニッコリ笑顔で「いいよぉ〜」とのお返事あり。
私が服を脱ぎ、掛け湯して、ドボンと飛び込んでからも、オジイチャン、
まだお着替え中。なんともゆっくりです。
「いつも入っているんですか?」と聞くと、「おらぁそごだぁ〜」と、通り沿いの
民家の方を指差しました。
「どっからぎだ〜?」と聞かれたので、「東京です」と答えると、オジイチャン、
ニコニコと笑顔。スローな会話ですが、何だか癒されます。
オジイチャン、その後もゆっくりゆっくりと着替えをして、5分後、頭から
タオルを盗賊のように巻いて、農作業完全装備って感じの出で立ちになり、
「ゆっぐりぃ!」と言うと、鍬を片手に湯小屋から出て行かれました。

さて、改めて浴室の雰囲気。実に手作り感あふれるもので、そのまんま
ビニール小屋です。
お手製の下駄箱や脱衣棚もあり、床には逆さにしたプラスチックの籠(?)が
敷き詰められています。
湯船はコンクリート製のもので、3〜4人も入ればせいぜいと言う広さ。
無色透明のお湯が張られており、湯口から凄い勢いでお湯がザブザブと
注がれていました。
熱からず温からず、丁度良い適温で、湯量の多さと、利用者が少ないせい
もあって、鮮度はこの上なく素晴らしいです。
お湯は金気臭が漂う素晴らしいもので、炭酸臭も確認出来ます。
肌触りはシットリする感じ。お湯からあがると、さっと汗が引いて清涼感が
あります。
湯口からの源泉を口に含むと、金気味と、シュワっとする感じの炭酸味を
感じました。

いやぁ、ホント凄いです!
この日最初の立ち寄り湯でしたが、あまりの気持ちよさに思わずその後の
体力を考えずに長湯してしまいました。
出来る事ならばこのままずっとお湯に浸かっていたい気分です。帰る時は
少し後ろ髪引かれる思いでした・・・

 

 


ん〜・・・ なんか、こう言う長閑な温泉って良いですよね。
帰り際、先ほどのオジイチャンが農作業をされていたので、御礼を言ってから帰りました。
お湯の素晴らしさもさることながら、素朴さに感動した一湯です。
しかし、感動と同時に、自分のようなよそ者が訪れる事で、こう言う素朴さが少しづつ失わ
れてしまうと思うと、少し残念と言うか、責任を感じます。
素晴らしいお湯で、とても気に入りましたが、なるべく再訪はしない方が良いかなって思って
います。
いつまでもオジイチャンがゆっくりと気持ち良く浸かれるお湯であって欲しいですね。
これから訪れる方たちもマナー良く使ってくれればと切に願います。