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カナダ旅行 ビクトリア編その2 − ビール


エンプレスの一室で飲むSpinnakers IPAは最高でした!

Swansでのテスター。6種類の自家ビールを楽しむ事ができます

私達が最初に座っていた席。その後、老夫婦の居場所になりました

雰囲気が良い照明が店内を照らしていました
カナダはビールが美味しいです。とは言っても、あくまで日本と比べた場合の話。日本のビール好きには申し訳ないですが、日本のビールが駄目過ぎです。てんで話しになりません。
日本では飲み屋やレストランに行って、「ビール」を注文すると、たいていアサヒ、サッポロ、キリンのうち、店が用意しているのは一種類だけで、選べるのは生かビンかの究極の2択です。でも、カナダでは、レストランでも最低10種類。飲み屋に至っては、数え切れない程の種類が置いてあります。もしカナダの飲み屋で「Beer Please」と言って、聞き返されずにビールが席に運ばれてきたとしたら、怠慢な店員に英語力を疑われて、面倒だから適当な物を持ってこられたと思った方が良いでしょう。

飲み屋で日本人が知らずにビールを注文すると、こんな感じの会話になります。
「ビール頂戴」「どのビール欲しいの?」「じゃあ選ぶから、リスト無い?」「そんな物無いわ」「何があるのか教えて?」「え?聞かれても困るけど、何でもあるわよ」「じゃあ、キリン頂戴」「キリンのどれが良いかしら?」「え?キリンのどれって・・・ キリンで何があるの?」「だから全部なんて言っていられないわ」「例えば何があるのさ?」「そうねぇ、一番絞りとかラガーとか?」「じゃあ、一番絞りで・・・」「で、一番絞りの何飲む?」「だから一番絞りで良いって言ってるだろ?」「あのねぇ、一番絞りにもラガーとかスタウトとか無濾過とかあるでしょ?」「なんだスタウトって、聞いたことねぇぞ!」「一番絞りにだって種類くらいあるわよ!」「じゃあ、ラガーでいいよ、ラガーで!」「生?ビン?缶は悪いけど切らしているわ・・・」「ゴルァ!何でも良いから早くビール持って来いガテーム!(怒)」「ナニよ!ビールくらいマトモに注文しなさいこのサノバビッチ!(怒)」
これはもちろん極端過ぎる例え話で、こんな不親切な店員も居ないでしょうが、飲み屋で「ビール下さい」と注文する事は、中華料理屋で「炒め物下さい」と言うような物です。

また、レストランや飲み屋で自家ビールを作っているのも珍しくありません。日本の場合は、ヘンチクリンな酒税法のせいで、一般のお店では酒類を生産出来ませんよね。
私が知っているダウンタウンエリアの自家ビールパブは、Swans、Spinnakers、Canoe Clubの3軒です。
今晩はその中でSwansに行こうと決めていたのですが、その前に一杯。ダウンタウンの外れにある酒屋さんで、SpinnakersのIPA(インディア ペール エール)を買って、エンプレスホテルに戻りました。Spinnakersは飲み屋ですが、一部の酒屋さんでボトル詰めしたビールも売っています。ビクトリアでないと手に入れるのが難しい、とても貴重なビールです。
私はこのSpinnakersのIPAが大好きで、これに勝るビールには未だ出会っていません。香りが強くて、苦い。度数も7.1度で、キリっと辛い。自家ビールで酵母が作り出す自然発泡なので、泡も実にクリーミーです。

早速エンプレスの自室に戻り、アンティークなソファに座り、グラスでSpinnakers IPAを頂く。何とも言えない至福の瞬間です。
おつまみは、狂牛病の影響で日本国内に持ち込めない牛ジャーキーと、カナダ産のポテチ Sun Chips。このSun Chips、大学構内の自販機で売っていて、小腹が空いた時に良くお世話になっていました。
テレビをつけると、懐かしいSouth ParkやThe Simpsonsがやっています。チャンネル数が多いカナダでは何度も同じ番組を繰り返すので、昔見た事があるストーリーです。それをボケーっと見ながらIPAを嗜む。
ソファの上でポテチを食べながらテレビを見る怠け者を指して「カウチポテト」なんて言葉がありますが、今の私がまさしくそんな状態なのです。高い飛行機代払って、わざわざカナダまで来て、一体何をやっているのでしょうね。でも、これがまた、実に幸せ。Couch Potato in the Empress Hotel。もしカウチポテト族に階級制度があったら、いまの私は貴族階級に間違いありません。
気がついたらウトウトと居眠りしていて、目を覚ましたらSwansへ行くに丁度良い時間になっていました。

Swansはエンプレスホテルからゆっくり歩いて10分くらいの場所にあります。少しひっそりとしたような場所にありますが、昔はこの一帯がダウンタウンの中心部だったそうです。何度も行ったこのSwansは、以前のままの姿で残っていました。ひとまずほっと一安心。
まずは、カナダへ行く前からの希望通り、窓際の席を見つけて、そこに座る。しばらくすると、ウェイトレスさんが来ました。こっちの飲み屋は、空いている席に勝手に座り、後から店員が注文を聞きに来るスタイルが主流です。本当はコースとか贅沢に注文したい所でしたが、ナイヤガラでもの凄い量が出てきた教訓から、少量のおつまみを注文する事にしました。贅沢な食事は、所持金の有無に関わらず、どうやら私には出来そうにありません。チップス、ピザ、サラダの3品を頼み、あとは肝心のビールです。自家ビールだけでも10種類程度あるので、何を頼むか迷ってしまうのですが、ここでは「テスター」と言って、複数のビールを少量づつ持ってきて貰う事が出来ます。メニューの中から昔良く飲んでいた4品選び、後はウェイトレスさんに意見を聞きながら2品選ぶ。注文したのは、合計6種類。

運ばれてきたビールは、200ccくらいのコップに入れられていて、6杯。約10ドルで、日本円にすると1000円くらいです。実に良心的。全部このSwansで自家醸造している、貴重な自家ビールです。続いて料理も運ばれて来たのですが・・・ 少なく頼んだつもりでしたが、量も多ければ皿もデカイ。窓際の小さなテーブルでは収まりきらず、すぐ隣の、少し大きいテーブルの席に移動させて貰いました。窓際ではなくなってしまい、ちょっと残念な気もしましたが、それでも外が見えて、とても雰囲気の良い席です。
早速出てきたビールをチビチビと味わいながら飲んでみる。どれも非常に個性的かつ、芳醇で実に美味しい!日本のビールは喉越しを楽しむ物で、一気にゴクゴク飲めてしまいますが、こっちのビールは、ワインのように、香りや口当たりを楽しみながら、じっくりと飲めます。普段の私なら、200ccのコップ6杯なんて、あっと言う間に飲み干してしまいますが、この時はYokoと2人で飲んでいたにも関わらず、6杯を空にするまで1時間以上かけてしまいました。

いつの間にか、私たちが最初に座っていた窓際の席には、老夫婦が陣取っていました。オールドダウンタウンにある老舗酒場の、窓際の席で見つめ合う、永遠のカップル。実に絵になります。暫くすると、生バンドの演奏が始まり、フロア中央では踊りだすお客さんが出てきました。その老夫婦も曲が始まると席を立って、曲が鳴り止むと、高揚した表情で手を繋ぎながら戻ってきます。私とYokoも、こう言う年の取り方をしたいものですが、このままでは、温泉に浸かっている方が似合う老後が訪れそうです。まぁ、それはそれで悪くはありませんけどね。

それにしても、チビチビ飲むビールのお陰で、酔いが全然回らなくて、ゆっくりと時間を過ごす事が出来ます。おつまみの量も丁度良い感じで、程よく満腹になれました。最後に、6種類の中で一番気に入った Oatmeal Stoutをグラスで頼み、これまたゆっくりと飲む。6種類の中では、苦味と香りがとびきり強く、飲み応えがあります。昔は、SwansだとArctic Aleとか、軽口の物が好きでしたが、軽口過ぎる日本のビールに飲み飽きていたせいか、ずっしりと重厚な味が今は堪らなく美味しく感じます。
雰囲気の良いお店で、美味しいビールを頂く。エンプレスの部屋でカウチポテトになるのも一興でしたが、これに勝る至福の時はありません。改めて、「この為にビクトリアに帰ってきたのかも知れない」と、ここに戻ってくるまでの道のりを思い返してしまいました。

この日はここだけで十分に満足してしまい、どこか寄ろうかとも思っていましたが、まっすぐエンプレスに帰りました
Swans、ビクトリアに帰る度に欠かさず寄りたい場所です。



C O M M E N T
自家ビールといい自家源泉といい、Jakeさんは「自家**」が好きなんですね(笑)

自分も濃い口の度数の高いビールが好きなので、今度指南して下さいm(__)m
G    [2008/4/18(金) 13:17]
自家用車も好きです、はい。でも、「趣味は自家用車です!」とか言われると、逆に実用的な車をイメージしてしまいますよね。
普通に買えるビールだと、「YONAYONA ALE」と言うのが結構旨いですよ〜!
Gさんは黒ビールとか好きですか?
Jake    [2008/4/19(土) 15:16]
その自家もあったか!

夜な夜なエールってホントの名前ですか。
変換すると毎晩飲まないといけませんよ(笑)

黒ビール好きですよ。でも普段はギネスレベルです。
何か美味しい銘柄はありますか?

#地方だと入手に難ありです。
G    [2008/4/20(日) 06:24]
そのまんま、YONAYONA ALEと言う名前ですよ〜!
エール酵母を使用してつくられており、苦め、香り濃厚です。
長野のビールだそうです。ウチの近所のスーパーでは普通に売っていますが、そちらだとありますか?もし必要でしたら、GW明けにお会いする時持っていきますよ〜!

あと、先週末行った雲海閣の主人に、「那須高原ビールのスタウトが最高に旨い!」と煽られてしまい、買って来ました。今はうちの冷蔵庫で眠っておりますが、330mlでなんと850円もするのです。高すぎるので開けて飲むのにちょっと勇気が要ります。(笑)
Jake    [2008/4/21(月) 23:55]
YONAYONA ALE、てっきりカナダのビールだと・・・。
絶対漢字では夜な夜なだな〜。

>330mlでなんと850円もするのです

第三ビールなら8本飲めますね(笑)

夜な夜なビール宜しくお願いします。こちらは田沢湖ビールでお迎えします。
G    [2008/4/22(火) 13:31]
田沢湖ビールなんて言うのもあるんですねぇ〜!
でも、6本で3000円はちょっと高いですねぇ! YONAYONA ALEは2本で500円です。名前のとおり、夜な夜な飲んでもさほど財布に痛くありません。(笑)
金額的に釣り合い取れてない気が・・・(笑)
差額は当方の出来そこないで宜しいでしょうか?試作段階ですので、味には全く自信ありません。
ともあれ、お持ちしますね〜!
Jake    [2008/4/23(水) 00:18]


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